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HOME(トップページ) > Life@Chef(永井 紀之シェフ) > 帰国後からノリエットまで
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永井シェフのスペシャリテ
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帰国後からノリエットまで

「フランスに行ってる間に、価値観がフランス的になってしまって、日本に帰ってきた時に、自分が企業で働くという体質でなくて。それでも最初はどこかに勤めてやろうと思ってたんだけど、面接に行っていろんな話したりすると、だいたい考えていることが違う、別に俺が行かなくてもいいって思ってしまう。そういうところで長くやる自信が自分にないというか。
勤めても一年とかでやめてしまうんだったら行かない方がいいって河田さんにも言われていて、『日本の企業の体質を変えるのは無理だから、自分で卸でも始めた方がいいんじゃないか』、という事で、卸の仕事を始めて。それを三年半ぐらいやっていたら、偶然『ここの場所が空くよ』って知り合いから言われて。そんな遠いところにもいきたくなかったんでね。あと町中でやろうとは全然思ってなかったんで。まあ『ここでこういうところが空くよ』って言われたから、『じゃあそこでもいいや』というような感じで」

「それまでは『いついつぐらいに開店しよう』とかいう気持ちは全然なかったんだけど。場所があるって聞いてから、いろんな事をやり出したんで、それまでに準備をしていて、計画的に・・・というわけではなかった。
どっちかっていうとあまり計画性のない人間で(笑)、フランス行ってる時のことも、みんな『長くいて、いろいろまんべんなく回ってきて・・・』って言うけど、そんなに計画性があったわけではなく、帰る時だって決めてた訳じゃないし、何だったら向こうにずっといてもいいやって思ってた時期もあったし」

「まあフランスでお店やるのは、きっと無理だなと思って。店をやるなら、自分で『こういうお店にしたい』というのがあって、日本人とならそれを現実のものにできるかもしれないけど、僕以外が全員フランス人で、僕がやりたい事を現実にできるかといったら、それは無理だと思うのね。それは、手先の器用さや、平均的な技術の問題、メンタリティの違いだとか、そういうことを考えると、きっと僕は常に満足できない状態で仕事しなきゃいけないと思う。
今でもフランスで店をやる事自体はおもしろい、ある意味魅力ある事なんだけども、条件として、例えば今のスタッフをそのまま連れて行っていいんだったらやってもいいな。それはある意味ここのお店と同じものを向こうに作れるっていう事だから」

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