ハンガリーのイースター料理@パプリカ・ドット・フ 

2011/04/25
震災の日、一緒にローズベカーリーでランチしていた友人と、イースターディナーを食べに行った。
白金高輪にある「パプリカ・ドット・フ」というハンガリー料理のお店に。

彼女とは、数年前のフェルミエ主催チーズイベントがきっかけで知り合ったのだが、
最近は北欧系の雑貨やお菓子、モロッコ料理、ハンガリー料理と、
微妙にマイナーな興味の共通点があってメールでやり取りをしている。
今回会うのは、あの3月11日以来だ。

顔をあわせるなり、あの日と以降のことで話が止まらなくなった。
実際に被災はしていないのに、気づくと自分も被災者になったような錯覚に陥っていたとか
ちょっとした場面で涙が出てしまってとか
こうして人に会って話をするたびに、みんな鬱な気持ちがはれないでいるのだと感じる。

さあ、春時間に少しでも切り替えよう。
イースターを迎えるための滋味いっぱいのお食事で。
イースタースペシャル前菜 コロゾットとソーセージ
イースター料理の特徴は?

生命の象徴でもある卵を使うこともひとつだそうで、
ハンガリーではポピュラーな茹で卵の詰め物サラダが最初に登場。
黄身にカッテージチーズ、クミンなどを混ぜ再び白身に詰めてサラダ、ソーセージと盛り合わせ。
クミンの香りがインドっぽく、ゆで卵がインパクトある一品になっている!

手前右の白っぽいソースはホースラディッシュ(西洋ワサビ)。
何でもハンガリーではイースター時期にやたらこれを食べるらしい。
ハムに添えて食べると、これまたツーンと刺激的〜。
ラム肉といんげん、ポテトのイースタースープ
写真では想像難しいけれど、汁の中にはラム肉や野菜、パスタがたっぷり隠れている。
パプリカの香りが食欲をそそり、これは美味しい、あたたまる!
大抵のレストランメニュではスープの位置は地味だけれど、家庭ではマストな存在。
日本のみそ汁がそうだものね。
以前習っていたハンガリー家庭料理でも必ずスープは作ったし、
ハンガリー語で覚えた数少ない単語がレベシュ(スープ)だったっけ。
チキンもも肉のホースラディッシュロースト、アップルソース添え
メインは鶏肉。
しかもやたら使うと聞いていたホースラディッシュを塗って焼いたもの。
焼くとツーンとした辛味はなくなる。

でも運ばれてびっくりだったのは、鶏肉ではなくアップルソース
角切りのりんごが塩味のゼラチンで固めてあって冷たい。
これがソース???
ハンガリーにはフルーツを使ったお料理がいっぱいあるけれど、これまた初体験。

ジャムをお肉のソースにするくらいなら、もう珍しくないことだけれど、
ゼリー寄せみたいなフレッシュなフルーツのソースは初めて。

熱いお肉に冷たいゼリー寄せなんて、デザートみたいな温度差効果を狙ったのかな〜。
それに、お肉とソースがご飯に阻まれ、添えて食べるのにはちょっと不便
・・・とは友人のつぶやき。
お店の方曰く、鶏肉が熱いので溶けないよう離してあるとか、
盛り付けはシェフのセンスだとか。
でもご飯もあったかいはず・・・で謎は深まる(笑)。

お肉、ソース、型抜きライス、サラダがワンプレートになった形は、懐かしい洋食のイメージ。
ハンガリー刺繍のテーブルクロスがよりそう感じさせる。


で、
後からちょっとピリっとするチキンに塩味のりんごゼリーとのコンビネーションは、
シャキシャキりんごとソフトな鶏肉との食感コントラストが新鮮〜☆
(かっぱ巻きみたい!?)
黒い森のデザート
ケーキ生地を粉状にして、さくらんぼや黒いフルーツをしのばせたデザートは少々甘め。


あれこれ食べて、話して、気づけば23時をまわっていた。

ああ、いい時間を過ごせたなぁ。


by fruitsnoirs | お菓子以外のつぶやき