長野県のケーキ屋が熱い!? 

2008/08/27
 なんだか長野県て発想が面白い。お隣山梨県にちょくちょく通う私からしたら、ちょっぴりくやしいけれど、やられた〜って思うことが多々…。

 例えば軽井沢スイーツ博。今年で3回目のこのイベント、私はまだ一度も体験していないけれど、チケットは早々と完売し、相当の人気だったらしい。ホテル・ブレストンコートって…そんなホテル知らなかった〜って言ったら恥ずかしい? だって私の青春時代にはなかったホテルだもの! 軽井沢といったら万平ホテルでしょう、プリンスでしょう、音羽の森もあったっけ、あっ、あの星のやは今や、予約を取るのが大変らしい。ああ、時代は進化しているのね。

 そう、そのスイーツ博会場のホテル・ブレストンコート出身のパティシエが独立し、上田にお店を出したと聞いてから一年。やっと、お店に伺うことができた。

 ペストリーブティック・ストーリー 上田市大字秋和字町裏538−1

 洗練されたモダンな感性のお菓子と、初めてお会いする27歳(若い!)の有賀シェフのお話に感激。なんと彼こそ、第一回の軽井沢スィーツ博の企画チーム、いってみれば仕掛け人だった! 今年は晩餐会がテーマになるほど華やかなイベントも、立ち上げに至るまでは相当な努力をされたという。若くして独立できたのも努力の賜物。そのストーリーの積み重ねを伺うにつけ、すごいの連発、世の中にはいるんですねぇ、こういう人が。

 中学生の頃、テレビチャンピオン・菓子職人選手権で当時ハイジ(現在はエス・コヤマ)の小山シェフを見てパティシエになることを決意したという有賀シェフ。小山シェフといえばスペシャリテのコヤマロール!私は食べたことはないけれど、そのロールケーキを目指す(越えようとする)職人は多い(元デフェールの‘安食ロール’もそうだって聞いているし…)。心の師匠へのオマージュとして、ストーリー・ロールを作り上げたと聞き、いただいてみることにした。それはそれは、生地の美味しさを思いきり体感できる、シンプルなのに存在感のある「の」であった。ところどころにあらわれる地物の栗のアクセントがいい。 

 さて、軽井沢スイーツ博で火が付いた長野県のスイーツイベント。有賀シェフのケーキも登場するスイーツファンタジスタが9月11日〜24日まで、ながの東急百貨店で開催される、というチラシをお店で貰った(3枚折りカラーで立派!)。信州の名店パティシエのほか、東京や横浜からも、著名なシェフパティシエがやってきて、皿盛りデセールのコラボが企画されている。ん…渋谷フードショーのデセール・ド・プライムみたいなものかな? ああ、近ければなぁ。

 こういった長野のスィーツイベント、もとはラーメン博?がきっかけだったとか。蕎麦だけが信州名物ではない今を、雑誌「スペリオール」の「ラーメン発見伝」でちょっと前に掲載された信州ご当地ラーメンの巻で思い出した。信州の人は常に東京を見ているのだそう。どおりで、東京っぽいケーキが普通に並んでいるわけだわ。(信州の方には失礼!)

 長野県、おそるべし。
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クリスチャン・コンスタン(ショコラティエ)銀座上陸♪ 

2008/08/20
 銀座4丁目のラデュレの次に向かったのは、お隣3丁目の、プランタン裏からワンブロック手前の通りに面したショコラティエ・クリスチャン・コンスタン。

 オープン前から何かと話題になったラデュレとは対照的に、同じ時期、静かに銀座(日本)上陸を果たしたパリの大御所ショコラティエ・クリスチャン・コンスタン。彼の名前は、ショコラ好きの間では知らない人はいないのに、日本での知名度はおそらくいま一つ…。デザイナーのソニア・リキエル太鼓判のショコラなのに、メディアにはあまり興味ないのだろうか。ショコラティエ激戦区のパリ6区、アサス通りの本店をはじめて訪ねたときも、あまりの店構えのそっけなさに、これがパリのセレブ御用達のショコラティエ?と軽いショックを受けたものだ。

 そんな謎に包まれた!?クリスチャン・コンスタン銀座店は、うなぎの寝床のような、間口はぎゅっと狭く、奥に長〜い、いかにも銀座の個人店らしい店構え。こちらのオーナーはコンスタン氏と長年付き合い、信頼を築き上げた方のよう。だからこんな風に、しかも一番暑い季節に、ひっそりとオープンさせたのかも。

 ボンボンショコラのショーケースの壁には、大きな世界地図が貼られ、本物の唐辛子(たかのつめ?)でカカオ産地がマーキングしてある。日本にショコラティエは多くあれど、地図のディスプレーなんて初めて見た。これ、コンスタン氏自身が来日中に仕掛けたのだそう。それに加え、入り口付近には、カカオ農園で働くヴェネズエラ人のお祭り写真や、その衣装をイメージして、羽の頭飾りの即興作が置かれている。うーん、濃い! 実際カカオ豆を原産地に仕入れに行くというコンスタン氏。そういったつながりがあるフランスのショコラティエと日本との、見方の違いが、店作りの違いに反映されているのかな〜。

 もうひとつ感動したのが、十種類以上あるタブレット(板チョコ)に添えられた、コンスタン氏自身による、詩のようなコメントつきメニュー。

 「すばらしいショコラには芸術家の傑作のように、彫像のように、そして版画のようにシリアルナンバーをつけてしかるべき。…(後略)」〜ソニア・リキエル パリ 1988年〜
 (クリスチャン・コンスタンの栞から抜粋)

 お店の一番奥の壁には、若かりし頃のソニア・リキエルとコンスタン氏のツーショット写真がさりげなく飾られている。

 ラデュレとはまた違った、心を揺さぶられる空間。ユーモアに満ちたコンスタン氏の世界。それはショコラ好きだけの感覚かのか…? 派手さのない、突き出た個性のない、中庸な美味しさを追求するクリスチャン・コンスタン氏のショコラは、今後どんな風に日本人のハートをとらえていくのか、今までの舶来品とは違う展開の仕方に目が離せない。
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Commented by fruitsnoirs at 2008年08月22日 22:57
bieiさん、東京はちょっと期間があくだけでお店がチェンジしていたりでびっくりしますよ。今日はちょっと前まで住んでいた都立大駅周辺を歩きましたが、ケーキらしいケーキ屋はほとんどなかったのに、今や激戦区です。自由が丘から範囲が広がった感じです。

それにしても、クリスチャン・コンスタンはルルーさんとは対照的なやり方!?
Commented by biei at 2008年08月21日 23:05
そうなんですよね・・・東京から眼が離せません。が、東京に行くのは怖い〜〜。
すっかりどさん子になってしまいました。
冬になったら一度、行かなくちゃいけませんね・・・。

素敵なお店の様ですね。ものすご〜く、想像を膨らませていますよ〜。
昔、読んだ物語に出てきそうな店です・・・
早く、行きたいなー。

ラデュレ銀座上陸♪ 

2008/08/18
 7月末、銀座三越の2階に、パリの老舗サロン・ド・テ「ラデュレ」がオープンした。マカロンブームの火付け役、パステルカラーのゴージャス空間とローズのお菓子、ピエール・エルメの古巣、映画マリー・アントワネットのお菓子etc.…女性の心をときめかせるすべてが詰まった宝石箱を覗きに、連日多くの人達で賑わっているという。かくいう私もそのひとり。平日昼間がねらい目とのアドヴァイス通り、三重からの友人と二人で到着するや、5分も待たないうちに席に案内された。

 朝から晩までノンストップ営業のサロン・ド・テは、お茶やお菓子だけでなく、朝食、アルコール類やランチ、アタヌーンティーからちょっとしたスナックまで、すべてを網羅しているだけにメニューブックは見ごたえばっちり。

 しかし、ここは日本のシャンゼリゼ〜ギンザ! 紅茶ひとつとっても、庶民級ビジネスランチできちゃうほどのお値段。気が小さい私達は、結局アイスクリームのクープを注文することに…。

 フランボワーズやバラをイメージしたクープ・イスパハンもあったけれど、二人して何となくショコラな気分になっちゃって、名前は忘れたけれど、バニラ、ショコラ、キャラメルの組み合わせものをオーダー。ほどなくして、運ばれてきたのは、シルバーに輝く脚なし器に盛られたアイスクリームにヘーゼルナッツとクレームシャンティの(サントノーレみたいな)ゴーシャス絞り。このシャンティに、大の大人も目がキララ…★ いざ食べるとなると抵抗があるシャンティも、ヨーロッパ風に脂肪分が低くさっぱり。それにアイスクリームで冷た舌をほっとさせてくれる。

 確かに高いけれど、世界で最も‘美しい通り’と形容された銀座通り。そのなかの銀座4丁目交差点を眺めながら、ゆったりした椅子とテーブルに身をまかせ、シャンティつきのアイスクリームをいただく幸せは、ここだけのもの。友人と長話をしていると、入れ替わった隣のテーブルがランチを頼んだようだ。前菜のサラダが運ばれるやいなや、胡桃オイルのヴィネグレットの香りがこちらまで漂ってきた。わ〜っ、ランチ、やっぱり食べるべきだった??? 急に塩気のものが欲しくなり、アフタヌーンティー待ちのお客さんの列を横目に、店を後にした。

 軽めのパスタで塩欲を満たし、次に向かったのは…3丁目の、あのショコラティエ。
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サニーショコラで冷たいスープ 

2008/08/11
 近頃はトマトだけじゃなくて、とうもろこしだってフルーツコーンなる分類があるのね〜。

 今週末の八ヶ岳*パノラマ市場でのヒットはサニーショコラ!!

 これ、なんとコーンの品種。生で食べられるほど柔らかく甘くてジューシーとのうたい文句とともに、名前につられて買ってしまった。

 粒は薄いイエローだし、香りも味もショコラとは似付かないのに何故??? そのネーミングはショコラのように甘〜いからだそう。

 私の場合、コーンは一粒ずつひねってもいで、ちまちま食べるのが好きなのだけど、これはさすがに柔らかすぎて難しい〜。そこで、生のまま、粒をナイフで削ぎ落とし、塩胡椒、そして牛乳と一緒にミキサーにガーッとかけ、細かいザルで裏ごしし、冷蔵庫で十分冷やしてみたら…。

 (眉毛ピクピク)なっなんだこりゃ〜っ!! お砂糖入れていないのに、カスタードソースのように甘〜い♪ 生なのに、青臭さがないのが不思議。


 お野菜のスープというより、デザートを食べたときの喜びに近い。あっ、それでショコラなのね〜、納得。

 今度出会ったら、プリンにしてみたいな。
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スィーツをひもとく。 

2008/08/05
 こんにちは。
 今日はひとつお知らせを…。
 
 夏の終わりに、スィーツ&ワインのイベントをやることになりました。

 小さなサロンですが、一線で活躍するシェフにご協力いただき、和気あいあい、楽しく美味しいスィーツの探険をします。

 二店とも私のお気に入りの、すばらしい仕事をされるシェフです。

 興味をお持ちで、キャンセルされない方、お待ちしております。
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愛しのズッキーニ*ロマネスコ 

2008/08/04
 芸術家やクラフトマンを魅了してやまない八ヶ岳では、作られている野菜もどこかアーティスティック。地元野菜の直売所で、いつも私の心を鷲掴み♪ なのが東さんちの採れたて野菜。だってほら、ひと袋に写真のような色とりどりのじゃがいも数種が詰め合わせてあるんだもの! 家にじゃがいもがまだあるっていうのに、買わずにはいられなくて〜。これでころころポテトサラダ作ったら、味や食感の違いのほか、色も楽しいだろうなぁ。。。

 そして、今が旬のズッキーニ! 東京の価格があほくさくなるほど、こちらでは普段着のお野菜だ。下の写真は、八ヶ岳カントリーガーデンさんのズッキーニたち。まるでズッキーニ図鑑のよう!? こちらでは、ズッキーニといっても、日本で普及している深緑のものではなく、黄色、薄緑。ストライプ、縦に溝あり、ボール型など、見ているだけでわくわくする品種を育てている。食べてみると、ひとつひとつが見事に違う味! 中でも色の薄いものは甘く、溝のあるロマネスコ(写真上から3、4番目)はナッティ。深緑系にありがちな苦味がない。

 今日はこのズッキーニを使って、南仏で食べた忘れられない味〜ズッキーニのポタージュを作った。程よく甘くナッティな仕上がりにバンザイ! 愛しのロマネスコはイタリアの品種。甘くて生き生きした味なのに、色の薄い品種が日本に普及しないのは、皮がデリケートで傷つきやすく流通に向かないからとも…。こんな貴重なズッキーニが味わえるのも、八ヶ岳に住むセンス抜群のファーマーのおかげ。感謝感謝♪
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八ヶ岳でも、花より団子 

2008/07/30
 今年はなんだか慌しく、八ヶ岳の庭は放りっぱなし。数年前に大改造した庭なのに、人の手が入らない土地は、あっという間に荒野に戻ることを身にしみて感じている。実物が好きで植えてもらったユスラウメは、1株がだいぶ雑草に浸食され元気がない。慰め程度だろうけれど、まわりの草を少しとってやった。ブルーレイ、コピル、ブルークロップ、キフブルー…早生から晩生まで順番に楽しめるよう数種を選んでもらったブルーベリーも、雑草に囲まれながら、それでも樹齢が落ちついてきたせいか、今年は大粒の実をたわわにつけてくれている。藍色に完熟した摘みたては美味しい♪ 牧野シェフのブルーベリータルトには及ばなくても、これでお菓子を作ってみたくなってきた。

 さて今回の第?の目的地は、陶芸家・中條さんの工房。

 ずらり並んだ製作途中のこれらは???
 ひと風呂あびているクマ? いえいえ違うって犬のボートだって!!

 注文しておいた箸置きが、こんなにかわいくできていて感激♪

 一匹ずつ動きがあって表情も違うのは、手仕事ならでは。これに絵付けし窯入れし、さらに釉薬をかけ窯入れ仕上げるそう。陶芸は根気がいる仕事なんだなぁ…。

 職人さん取材が半ば趣味になってきた私には、見るもの、聞くことがすべて面白い。しかも、窯を使うところは、パンやお菓子ともつながっている気がして…。

 話しこむうちに、中條さんがお茶をたててくださった。

 お茶菓子は、工房の周りで拾った山栗で作った茶巾絞り。栗のほっこりした甘さが、心のこもったおもてなしに通じてしみじみ・…。
 そしてお抹茶の器にわははっ。私にうってつけな、花より団子だ!

 そうそう、こちら根ノ鼻窯は「楽しい器」がテーマ。

 八ヶ岳南麓には、もの作りに勤しむ方々がたくさん住んでいる。縄文時代から受け継がれた、山の魔力なのか…。不思議なもので、私にとって心地良く感じる場所は気付くと芸術村・・ということが多い。南仏が好きな理由も、そういう空気に包まれているからなのかも。(花より団子…だけではないぞ〜)

 ここでご案内。八ヶ岳に集まったアート&クラフトマン達の仕事場を訪ねてみたい方にチャンス。9月21日、22日、23日の3日間、オープンアトリエが開催される。もちろん中條さんの根ノ鼻窯もオープン。楽しい器を実際に覗いて笑ってみては!?
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ブルーベリーの季節だ! 

2008/07/28
 日曜の午後、八ヶ岳に向かう中央道は順調に流れていた。ところが八王子を過ぎ、談合坂を越えたあたりからだ、バケツをひっくり返したような豪雨が路面を打ち、数メートル先のテールランプさえかすみ、スピード感覚がつかめなくなった。あぁ、怖い、止まりたくても高速ではそうはいかない。ゆっくり、慎重に、何もないことを祈りつつ運転を続けた。途中でおさまったのもつかの間、須玉IC手前で再び土砂降り、今度は雷もひどい。前方に広がる南アルプスと八ヶ岳の空に、ピリピリッと稲妻がくっきり走り、その数秒後バリバリバリッと割れる音が響く。うわっ、コワイ。果たして無事辿りつけるのだろうか? エクレール(稲妻)なんて名前、お菓子によく付けたものだ(衝撃的においしいから?)。予定よりかなり遅れて、最初の目的地アン・グーテ・ア・ラ・カンパーニュに着くと雨はとりあえずあがっていた。ほっ。

 「こんな天気じゃ、もう来ないかな…と思っていましたよ。」とマダムNの声に

 いえいえ、アン・グーテのブルーベリータルトのためなら、命がけですよ(笑)。なにせ、高原の果物と一緒で旬が終われば消えてしまう。私の夏のお楽しみ。
 「ブルーベリーは何か言いたいことがあるんだけれど、なかなか口に出していえない静かな性格。オレンジと組み合わせると、水を得た魚のように元気になりました。」

 はい、牧野シェフのコメントに同感! ブルーベリーは一見スターに見えて、シングルでは売りこみにくい。苺のように、ショートケーキやミルフィーユの主役には向かない。でも、ヨーグルトやレアチーズの味をひき立てるのはブルーベリーのほう。

 じっくり焼きこまれプル〜ンとしたブルーベリーにアーモンドスライスのシャキッと感と、オレンジの元気を一緒にサクサク・パクリ! ふーっ、運転の疲れが一気にとれた。
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Commented by fruitsnoirs at 2008年07月30日 00:44
bieiさん、二度も訪問ありがとうございます♪

これは、パートブリゼにが台で、薄くクレームダマンド、その上に生のブルーベリー、そしてアーモンドのせて焼きこんでいます。仕上げに粉糖。で、オレンジなんですが、おそらくクレームダマンドにコンセントレっぽいのを混ぜているのかな!? ピールのコリコリ感はないし、でも食べるとオレンジの味がはっきりわかるんです。

マフィンに応用したんですか、ラッキーですね! 私のところも荒れ果てた庭のブルーベリーですが、案外収穫ありました。たぶんコンフィになるでしょう♪オレンジ入れてみようかな。
Commented by biei at 2008年07月29日 16:33
再び、こんにちは・・・
すいません。パクっちゃいました。
ブルーベリーマフィンに、オレンジの皮とアーモンドスライス入れて作りました・・・
余計なものを感じさせない、マフィンとなり、おいしくできました。

http://biei.cocolog-nifty.com/bieigurashi/2008/07/post_51e2.html
Commented by biei at 2008年07月29日 14:33
うわー、興味津々!
いい、組み合わせですね!オレンジは、アクセントに使われているのでしょうか?皮じゃなくて、中身??
全体が紫にみえるんだけど、どんなアパレイユが使われているんでしょうか??
とっても、おいしそーーっ。

実は私も、今からブルーベリーでお菓子を作るのです・・・

続いて…コロンビアのお米のデザート♪ 

2008/07/26
 コロンビア祭の続きのように、その二日後、コロンビア人ルスさんによるお料理教室があった。

 いつものことだけど、ラテン系はお料理どっさり、ケチケチしない。メインのチキンパイなど、6人+先生夫婦の分で鶏肉2kgを仕込んで作った。付け合せのポテトサラダは何キロだったっけ? 前菜のにんじんサラダでは何本ラペにした…!?

 こんな調子だから、デザートだって太っ腹。ライスプディングにりんごとメレンゲをのせたライスメレンゲも、大きなオーブンプレートにたっぷり作った。

 ライスプディングはスペイン語でアロース・コン・レチェ。ラテンの国ではとってもポピュラーなデザートだけど、何せ主材料はお米! おはぎこそあれ、甘く味付けしたお米を想像しただけで、ひいてしまう日本人も多いはず。逆にフランス人などに、甘く炊いたお豆(あずきなど)が敬遠される理由と一緒なのかな。

 その昔、高校時代にお米のタルトというのを作った友人がいた。誰の本だったか忘れたけれど、フランス人はお米もお菓子にしてしまう、なんて解説があって、パートシュクレにお米をミルクで炊いて卵とオレンジとレーズン、リキュール、スパイス、アーモンドで風味付けしたアパレイユを流して焼いたものだったと思う。それが予想以上にユニークな食感とあとをひく風味で作った友人と盛りあがった。

 その下地があったから、私は何の抵抗もないし、ここにくる生徒仲間も、好奇心旺盛なのでむしろどんな味に仕上がるか楽しみなくらい。

 牛乳にバニラの香りを移しつつ、水で戻したジャスミンライス(細長い香り米)を砂糖と柔らかくなるまで炊いたら、卵黄を混ぜ、オーブンプレートに移し、りんごのスライスを並べ、シナモンを振り、メレンゲを絞ってオーブンで焼く。メインディッシュが食べ終わる頃、ちょうど熱がとれて常温になったところが食べごろ。スプーンで取り分ければ、中はとろ〜り、良い具合♪

 お米のでんぷんと卵黄の力でクリーミーな中にお米の粒粒が口の中で瞬く間にとろける。りんごの酸味としゃくしゃく感、食欲をそそるシナモンの香りとメレンゲのふんわりが‘お粥の具’的・ごちそう感になって後をひく。鍋の〆にいただく、おじや感覚というか…!?。

 そうか、おじやと思えば、これがデザートだって納得するかも(笑)。お菓子屋さんには売っていない、家庭の甘味。やさしい甘味。彼等ラテン人が小さい頃から馴染んだ味に、少し近づくことができたかも。あ〜、お腹いっぱいで幸せ。ルスおばあちゃん、ごちそうさま。
こんがり焼きあがったアロース・コン・レチェ・スペシャル版。メレンゲ絞りに立候補したはいいものの…あっ!
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コロンビアのパンとコーヒー 

2008/07/25
 7月20日、私の足はたまプラーザではなく、日比谷公園に向かっていた。目的はコロンビア独立記念日を祝してのお祭。大使館の案内サイトのお料理メニューに、un tamal con chocolate,(チョコレート入りタマル)を見つけ、どうしても食べてみたくなったから!

 タマルっていうのは、バナナやとうもろこしの葉っぱにとうもろこしの粉を練った生地、肉などを詰めて蒸したちまきみたいな南米とうもろこし文化圏の食べ物。そのチョコレート入りっていうのは果たして甘いの?、それともしょっぱいスナックなの? この国にはチョコレートドリンクにチーズを入れて飲む(食べる)文化があるので、わははっ、想像がつかない。

 会場では賑やかな南米の音楽、ダンスなどのステージをバックに、雑貨や食べ物やの屋台が並ぶ。煙をたてた威勢の良い屋台をのぞいてみれば、ダイナミックな仔豚の丸焼き、チョリソ、ピロシキのような、とうもろこし粉の生地にひき肉を詰めて揚げたエンパナーダ、ドーナツのブニョエロス、グリーンバナナを潰して揚げたパタコン、その横に、葉っぱ包みのタマル発見。これがチョコレートのタマル!? 喜んだのもつかの間、内容をきくとノン、ひき肉と野菜入りの一般的なタマルだった。それどころか、タマルは作るのにすごく手間がかかるからって、作っていた屋台は2軒だけ。うーん…、残念。

 しかし、がっかりするだけじゃなかった。コロンビアのパンといわれるアレパの正体がわかったから。

 昨年の夏、五反田の南米食材ショップ「ムンドラティーノ」で買ってみたアレパリーナというホワイトコーンを蒸してから挽いた粉。袋の裏に日本語訳されたアレパの作り方を見て作り始めたはいいが、最後の‘丸く形作って焼く’に、はて?、と手がとまってしまった。見たことも食べたこともないものを作るのに、映像なし・文章だけの説明でこれじゃあアバウトすぎてわからない。大きさは? 焼くっていうのはオーブンで、フライパンで、それとも網か、炭火焼きとか? それに焼きあがりの目安は? もう、わからないことだらけ(笑)。結局お餅を焼くイメージで、網で焼いてみたのだけど、これでいいのかなんだかなぁな…味だった。

 なので屋台で白くて丸く平たい、お餅のような、おせんべいを焼く感じのアレパを見たときには思わず、身を乗りだしてしまった。

 屋台を仕切るコロンビアの肝っ玉かあちゃんをつかまえて、例によって質問攻め。アレパの作り方、食べ方などを聞いた。

 まず(乾燥した)ホワイトコーンを蒸してからミンチにかけ、こねて生地を作る。それを1cm程厚さに平たく丸めて網で炙り焼く。このお祭り用のアレパに、なんでも2日だか3日かかったのだとか。粉(アレパリーナ)からではなく、コーンから仕込んで作ったとは、そりゃ手間がかかるわけだわ。

 下ごしらえしたアレパを次々炭火焼し、焦げ目がいい感じについたら出来あがり。ここでは焼き直ししていたけれど、すぐ食べるなら焼くのは一度でいいそう。この国のプリミティヴな食べ物には、窯(オーブン)調理はなかったのかな。

 熱々に、肉やチョリソーソーセージのグリルののせて、野菜のサルサや紫玉ねぎスライス、好みで唐辛子を添えて食べる。肉汁やソースが染みこんだアレパと一緒に、または交互に食べる、このスタイルは日本なら丼もんってところかな。

 しかし単体では味付けのないアレパはやっぱり掴みどころのない食べ物。コーンの香りはあるものの、トスカーナの塩なしパンのような、素朴な味だ。同じとうもろこし粉のパンなら、メキシコのトルティーヤの方が、薄い分クリスピーでわかりやすいな。(具を巻けるし!)

 甘くしても食べるの? 彼女にまたひとつ質問すると、フライにしたりもするそう。それとチョコレート…、ととどめの質問をしようとした瞬間、かあちゃんにお呼びがかかった。とにかく昼時、屋台は忙しいのだ。ありがとう、これでコロンビアの食が少しひもとけた。
 さらにチョコレート、チョコレート…と探したがどこにもなし。そのかわり、コロンビア産コーヒー豆の屋台artemisaに立ち寄ってみた。そこは、オーガニックで上質なコーヒーを栽培することで、農家が適正な収入を得られる流通システムを行うフェアトレードの会社だった。アイスコーヒー一杯100円、この一杯がなんとソフトで和むコーヒーだったことか!

 現地の写真、流通システムを説明するグラフを前に、「コーヒーの販売の半分は焙煎業者に、また半分は輸出業者に、つまり栽培農家に支払われる分はわずか数パーセントにしかならないという今の仕組みが問題なんだよ。結果貧困により麻薬犯罪に巻きこまれるという悪循環をなんとか変えたいんだ。僕自身コーヒー農家にいたから。」そう語ってくれたAさんに、カカオ豆は栽培していないの? とたずねると、「まだはじめたばかりだからね。そのうちやるかもしれないけれど。」と笑って答えてくれた。

 とうもろこしやじゃがいも、いんげん、かぼちゃ…南米からやってきたこれらは、日本を含め、世界中の飢饉を救ってくれたばかりか、各地に根をおろし、お国自慢の料理に登場するまでとなった。けれどカカオとコーヒーは気難しく、栽培地域は限られた遠い国のまま。一杯のコーヒーのおかげで目覚め、一欠けらのチョコレートでリラックスする私にとって、支払う相手は誰なのか、考えるいい機会になった。シルクロードの時代はこんなこと、みんな考えていたのかなぁ…。
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