お菓子のスタンプラリーはじまる。 

2009/07/02
 八ヶ岳に植えてあるユスラウメ。桜と同じ頃花が咲いて、6月頃かわいくておいしいさくらんぼに似た実がなるのが楽しみ♪ 今年も花を咲かせてくれたのに、先日見に行ったらあれれ…、実がひとつもない!!

 そのかわり地面には、黒い粒粒がいっぱい。。ははぁ〜、やられた。鹿だわ、鹿が食べちゃったんだわ(涙)。以前は冬から春先にか見かけなかった鹿が、初夏の今ごろもこのあたりをうろうろしている、というのは定住している人達から聞いていたけれど…。温暖化のせいなのか、生態系の変化か、鹿がやたら増殖しているのは本当のよう。

 うちのユスラウメは全滅だったけれど、清里のアン・グーテ・ア・ラ・カンパーニュのユスラウメのタルト・カンパーニュがワイン会の翌々日(月曜日)からはじまると聞いて気持ちが一転! 高速道路1000円を放棄してでも東京へ戻るのは1日延期です。(平日は通勤割引があるし)
 
 3年前、同店主催のお菓子教室ではじめて知ったユスラウメとそのタルト。乙女のように赤く甘酸っぱい果実がパート・ブリゼとフランジパーヌの上で踊っていたっけなぁ。

 そして今年、ユスラウメのタルトはちょっと大人の女になっていました。一口食べて以前と違うと感じたのです。キルシュかな? バラの香りも追いかけてくる…。シェフに確かめるとその通りでした。それに、もうひとつ私にはわからなかった隠し味がミント。ユスラウメは高原の初夏、そよ風の季節に熟すから、その爽やかさをイメージしたそうです。う〜ん、まるで調香師のよう。農家さんから届いた10kg(もうちょい?)ものユスラウメを、一粒一粒骨の折れる種抜き作業をして作り上げた味にうるうる〜感動♪

 そうそう、どうしても食べたかった理由をもうひとつ。今年はアン・グーテさん(長いので略して)の季節限定タルト・カンパーニュシリーズと月替わり皿盛りデセールのスタンプラリーがあるのです。収穫一回で終了するため、食べられるチャンスが最も限られるユスラウメのスタンプを無事ゲット。さあ、コンプリートに挑戦しますよ!
わずか5日間で販売終わってしまったユスラウメのタルト・カンパーニュ
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バーガー用バンズ作り♪ 

2009/06/27
 ワイン会で作ったバーガー用バンズ、結構気に入ってしまって、わが家用にも作ってみました〜♪
 生地は4月に青梅の「木の葉」石窯パン教室で習った‘杜の白いパン’の配合で、粉を全て国産に変えただけ。(卵は使わず、牛乳と砂糖少々加えた食パンの配合っぽい)

 水分量が粉100に対し75%なので、ものすごくソフト生地ができます♪ (教室これでよく手ごねでできたものだわ。手粉いっぱい入ってしまったから結局こんなにソフトではなかったっけ…。でも家ではキッチンエイドだから楽。) 

 ワイン会では、コースの中の一皿だったので、焼く前の生地はひとつ40gとちっちゃく分割しましたが、我が家用には普通に70gとしました。

 意外なことに、バンズってパン屋さんであまり売っているのを見かけない。ハンバーガーとして売っていることはあっても! それにパン教室でも習わなかったなぁ。(たまたまかな?)

 丸めて上部を押さえて成形すれば、あの形に膨らむ!

 写真はコロッケバーガー。バンズは手作りなのにコロッケは市販品…なのもなんだけど、キャベツやコロッケにソースの染みた感じがパンと合うのだわ〜♪

 ハムもコロッケも丸いから、案外食パンよりサンドイッチしやすいのもお気に入り。また作ってしまうかも。
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オセアニア生まれのスイーツ★レミントンとパブロバ 

2009/06/23
 週末は八ヶ岳のワイン会でした。

 今回のテーマはオセアニア〜オーストラリアとニュージーランドのワイン。

 お料理のメインはラフにハンバーガー♪ その前がタラバガニやら岩牡蠣のオーブン焼き、タコのサラダなど豪華なラインナップだったので、本当にメインディッシュなのか???だけれど、バンズもハンバーグもソースも全て手作り、手間は一番かかっているだけに、ご馳走シーフードでお腹一杯のはずがみなさん完食。むふふっ、目論みは成功♪ 私がオーストラリアで食べたおいしい記憶といえば、ロブスターのお刺し身と海辺でカスタマイズオーダーしたハンバーガーなのです。お肉がとにかくジューシーで具の味がそれぞれしっかりあってね!

 それにくらべてスイーツといえば、ティムタムくらいしかはっきり思い出せるものがなく…。レミントンは日本で作っているお菓子屋さんがあって、後からオーストラリア生まれのお菓子だと知りました。そこでデザートにレミントンを作ってみました。謂れは諸説あるようですが、100年くらい前に誕生したこのお菓子の構成はとてもシンプル。スポンジケーキをスクエアにカットして、チョコレートソースを表面に浸し、ココナッツをまぶしてできあがり。ココナッツとチョコレートの好相性で、なるほど病みつきになる味!

 ちょうどゲストでいらしたオーストラリア人女性がレミントン!と声に出して懐かしそうに、スーパーでもパン屋でも菓子屋でも買える子供の頃から身近な存在、ジャムを挟んだレミントンもあるのだと教えてくれました。オリジナルはココアパウダー、砂糖を牛乳で溶いたアイシングのところ、私はクーヴェルチュールをバターでのばし、ちょっとリッチでビターなレミントンに仕上げました。

 ニュージーランドのスイーツ代表はパブロバだそうで、作り方調べると、ん?メレンゲ台にフルーツとホイップクリームのせただけ〜と、こちらもとてもシンプル。。それだけに雰囲気の作り方が難しい〜!! 丁度先月習ったルバーブのメレンゲタルトをキウイを添えてパブロバ風に。イギリス系移民の国ニュージーランドはきっと豊富な果物を使い、トライフル風な食べ方が好きなのだろうなぁ〜と想像しながらいただきました。
手前の四角いのがレミントン、生クリームを飾ったルバーブのパブロバ風♪キウイ添え。
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Commented by fruitsnoirs at 2009年06月25日 11:33
IZPさま、パブロバがちらほら紹介されているんですか!?
メレンゲ・シャンティーにフルーツのくみ合わせはフランスでもあるのですが、コーンスターチが入ったメレンゲって、ガチガチ固そうですよね。卵白余る率高いけれど、いざとなるとストックなかったりですぐに動けなかったのですが、卵黄をタルト生地に使う手がありました。ぜひ!

とももちゃん
NZにファームステイですか!! 羊ちゃんたちの世界だったんでしょうか。すてきな体験ですね。やはりパブロバは家庭の食卓に欠かせないデザートなんですね。キウイワインとパブロバ一緒にいただいたらおいしいかも〜。

Commented by とももちゃん at 2009年06月24日 14:03
NZは学生時代ファーム(!)ステイをしたことがあって。。。最後の夜に大きいバブロバらしきものを作ってくれました。。。ほとんどメレンゲだったような記憶があります。なんか、すっごく懐かしいです。その時は20歳は過ぎていたので、、、お土産にキウイワインを買って帰ってきて、甘くて美味しかった記憶があります。。。
Commented by IZP at 2009年06月24日 13:56
パブロバ 去年くらいからぼちぼち雑誌やテレビで見かけました。
メレンゲのお菓子それにクリームにフルーツ
想像するとなんか不思議な食感?
一度作ってみたい御菓子の一つ気になっています。

キャラメルとヴァニラのお菓子を楽しむ会で♪ 

2009/06/19
 昨日パナデリア主催のイベント「キャラメルとヴァニラのお菓子を楽しむ会」に参加してきました。素材のこだわり、掘り下げ、可能性など、パナデリアの活動にはいつも勉強させられます。

 生菓子、焼き菓子、パンなど合わせて30種類以上のスイーツたちは見ているだけで心踊ります♪ 

 …が、実際嗅いで、食べて、感じる作業!? となると、うっとりばかりはしていられません。五感をフルに働かせてひとつずつ丁寧に味わうのは、好きとはいえ、最初の数皿が限界…。こういうお仕事をされている方ってつくずつすごい集中力と体力をお持ちなんだなぁ〜。

 がんばって10種類以上いただいた中で、テーマであるキャラメル、ヴァニラの印象が一番強かったのは、意外にも生ケーキの中では一番小さな(直径3cm程の)プティフールで登場したピエール・エルメの特別オーダー品。1月のミルフイユ・ショコラで思ったときと同様、主題がはっきりわかりやすい、無駄を削ぎ落とした潔い、それでいて深い作品に、またまたエルメ様の凄さを確認したのでした。

 でも他のお菓子だって素晴らしかったのです。それぞれのシェフ、お店のキャラメル観、ヴァニラ観が垣間見れた、気の入ったお菓子を食べて、ひとつひとつに心揺さぶられました。本当にご馳走様でした。

 もっと書きたいことはあるけれど、今回はこんなところで〜♪
ピエール・エルメのプティフール、アンフィニマン・ヴァニーユとムースキャラメル。
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Commented by fruitsnoirs at 2009年06月24日 03:02
とももちゃん、こんにちは。
ワインの試飲会は飲み込まずに吐けるから2、30種類は軽いものですが、スイーツとなると、食べてみないと…というかどれも勿体無くててそんなことできませんね。(ワインが勿体無くないわけではないけれど!)

エルメ様は時々難解な作品もありますが、主役脇役エキストラがちゃんとわかるから印象に残るんでしょうね。
私もキャラメル、あと少しです。早く宿題仕上げないと!

Commented by とももちゃん at 2009年06月20日 14:13
はははぁ〜〜〜。こんにちは。
確かに、書き始めると”終わりの無いブログ”になりそうですね。
ここ2日は、食べ残していたキャラメルなどを食し、感想をちょこちょこ
メモっております。。。
エルメの同感です!!!!やはり、ラベルが...じゃなくてレベルの差は
歴然というところでしょうか。巨匠ですね☆では。

南米ペルーにもカカオを使ったお料理があった! 

2009/06/15
 カカオに導かれれて、とうとうインカ帝国の興った地・南米ペルーの料理にたどり着いてしまったぁ〜。

 その料理の名前はカラプルクラ〜carapulcra。

 Carapulca,as this dish was known to the Quechuas, is one of Peru's most ancient dishes. Named for the hot stones or `Kalas' were used for cooking, it was originally prepared with dried potato and dried meat. It was also one of the first dishes the Spanish really took to and adapted. Histrian Ricardo Palma tells of a huge banquet given in 1608 to celebrate the reconciliation between factions within the church, were Carapulca was served with rabbit.
(*お料理教室の解説より抜粋)

 ペルーでもっとも古いお料理・カラプルクラはパパセカという乾燥じゃがいもとお肉を、玉ねぎ、にんにく、ピーナッツ、スパイス、そしてチョコレートを一緒に煮こんで作ります。

 じゃがいも原産地の元祖肉じゃがってところかな?

 食べてみるとスパイスのせいか、ご飯とからめて食べるせいか、カレーのようでもあり、だからかはじめての味なのにパクパク食べ進んでしまう。隠し味的に加えたチョコレートの効果もあるのかな!? パパセカは大根の生と切り干しの違いと同じような感覚とみた。カラプルクラはペルー人なら誰でも大好きな料理なんですって。そんなところも肉じゃがやカレーと共通ですね♪
ペルー人の作ったカラプルクラ
荒井商店のカラプルクラ。手前の入れ物の中が料理に使われた乾燥じゃがいも(パパセカ)
 では日本人シェフの作るカラプルクラはどんな味に仕上げてくるかしら〜?
 
 …と、人気で予約の取りにくい創作ペルー料理店・荒井商店にカラプルクラをリクエスト、特別に作っていただきました。面白いことに、ペルーの先生がこれでもか、というくらいじゃがいもをやわらかく煮込んでいるのに対し、荒井シェフのは日本人らしく野菜(じゃがいも)の歯ごたえを残してあります。どちらもそれぞれのおいしさがあります♪
 チョコレートは荒井商店のカルプルクラにも使われていますが、他にも検索した結果、使わないレシピも多々…。使うのがオリジナルだとペルーの先生は言っていましたが、いずれにしても主役はパパセカ=乾燥じゃがいもとお肉。チョコレートはそこにあったから風味付けのためにちょっとだけ入れてみた…のかな〜。

 カカオひとつでいろんな地を巡ることができる、想像の旅もまた楽しい♪
マサモラモラーダとアロース・コン・レチェのヴェリーヌ♪
 余談ですが、デザートに頼んだマサモラモラーダとアロース・コン・レチェを重ねたヴェリーヌも、南米現地風にクタクタ粥状になるまでは煮こまず、もちもち弾力のある米の食感を残し仕上げてあるのが日本的! これもまたどちらも私は好みです。

 ※マサモラモラーダは紫とうもろこしのジュースでパイナップルやドライフルーツを煮込みとろみ付けしたペルーの定番デザート。アロース・コン・レチェはお米を牛乳、シナモン、バニラ、フルーツなど入れ煮た、スペインから伝わって中南米ではとってもポピュラーなデザート。(荒井商店では要予約)
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Commented by fruitsnoirs at 2009年06月16日 02:38
そうなんです。新橋のOL、サラリーマンのおじさんたちでランチは賑わっています。
ペルー料理には欠かせないアヒ・アマリージョという黄色い唐辛子のペーストがクセになってしまいます。ご飯にのっけて食べるのも◎!
Commented by IZP at 2009年06月15日 15:45
チョコレートの料理まではまだまだたどり着かないと思います。

でもこのお店チャンスがあったら尋ねてみたいですね。
新橋ですか〜
銀座にでも行った時に寄ってみましょう。
中南米の料理(体験はブラジル位かな)って結構私は好きです。

バスク地方・小さな村の石窯 

2009/06/09
 そういえば、2年前に訪ねたスペインバスクの山間の村で、パン窯を借りて調理した鍋ものを持ちかえるところだった女性にばったり会ったっけ。中身を見せてもらったらリンゴがゴロゴロ…いい色に焼けたデザートでした。

 のどかな暮らしはまだ残っていたんだなぁ…。
 あのときはパン焼き石窯があるこの村を現地で知って急遽予定変更。車を走らせたどり着いたそこには大きなカセリオ(バスクの伝統的家屋)と、古ぼけた薄暗い石窯の小屋がありました。ところが中を覗くと使っている気配はなくて…。

 えっ、もう10年も前に電気オーブンに変えたって!?
駅前
大きなカセリオと手前の煙突のあるのが石窯小屋
 カセリオから出てきたご主人は、併設のパン博物館を見せてくれた後で、1700年代に造られた石窯を今は展示用だと説明してくれました。(なんだかこのあたり、個人宅の博物館が多くて不思議…)

 薪を燃やしたりかき出したりの石窯を操るのはやはり面倒なこと…ですものね。スイッチON/OFFの近代的なオーブンで焼いた大きな田舎風のパンがたくさん並んでいました。ご夫婦二人で切り盛りするこのカセリオには、次々村の人がパンを求めて入ってきます。でもパナデリア(パン屋)ではないってどういうこと???

 スペイン語とバスク語しかわからないご夫婦に身振り手振りで聞くも、とうとう謎のまま。でも小さめのパンをひとつ買うことができました。1ユーロ、PAN DE CASERIO カセリオのパン…と、まんまの名前。この小麦粉のシンプルなパン、スペインで食べたパンの中で一番旨味がのっていたなぁ。
石窯小屋をバックに、後を引いて止まらなかったパン・デ・カセリオ。
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チロルの石窯で焼くパン教室へ・・・ 

2009/06/05
 BBQ場でお菓子作りをしたしたかと思えば、今度は石窯で焼くパン教室へ♪

 このところ火遊び?づいている私。火を操る、調理するのは生き物の中でも人間だけだといいます。それだけに、本能が揺さぶられるというか…。

 場所は昨年2月にその建設現場を訪ねた青梅のパン屋さん「木の葉」。
 朝10時開始。およそ15人の生徒が目の前のテーブルに用意された材料を、先生の説明に従って手でこねていきます。自分の分は自分で、手をべとべとにしながらの手ごねは久しぶりの感触〜。ちゃんとグルテンを引き出しもち肌状態にするには結構力がいるもの。あちこちのテーブルからバンバンっと音が響きます。

 こねあがった生地を一次発酵させている90分の間、木の葉さん特製のランチを楽しみます。教室で作る杜の白いパンをはじめ、フランスパンを捻じ曲げたような根っこパン、レーズン入りのソフトなパン、ライ麦にハーブを混ぜた山のパン、近所に自生している山いちごから起こした酵母使用の滋味深いライ麦パンと、それらを美味しくするための自家製ペースト4種、お肉の燻製、きのこスープ、サラダなど、ついつい食べすぎてしまうような仕掛け盛りだくさん! 特に色彩の美しいペースト4種(ソーセージとゆで卵?、いちごバター、ハーブバター、西洋ワサビ入りトプフェンに赤いリンゴのソースがけ)は作り方を聞きたくなるほどパンやお肉との相性が素晴らしかった〜。

大満足のランチ
ヤニと煤がかった石窯の扉付近
 食べ終わって、外の石窯を見に行くと、扉のまわりが真っ黒にてかっていました。

 「スギの薪のヤニがついたんですよ。」と、パン職人さん。

 確かに薪ストーブも、松など針葉樹はヤニが多いので不向きで、ブナや果樹など広葉樹が適していると本で勉強しました。

 「うちの経営母体が林業なので、スギやひのきの端材を使ってパンを焼くというのがそもそもなんです。この道を通るときに端材を薪にしてカゴにポンっと入れていってくれるので、それで早朝火起こしをするのです。とても合理的にできているんですよ。」と、高橋チーフ。

 直径20cm程のパン生地が一度に20個焼ける石窯の準備は、薪30kgを約二時間燃やし300℃に達っしたところで、灰を外へかき出し、濡れたモップで掃除をして少し温度が落ちつくまで待ちます。

 「松だと勢い良く燃えるけれど、500度もの高温になってしまうので、スギやヒノキの300℃が丁度いいのです。あとは蓄熱した7種類ほどの耐火レンガがうまく働いて高温短時間焼成のパンから低温長時間焼成のパンへと順番に1日、パンが焼ける温度が保たれるのです。」

 なるほど、木材によってはヤニの量の他にも温度など、性格がかなり違うのね〜。パンをこねることも勉強だけれど、私には今回石窯のお話がとても興味深い。このパン教室を申し込みに来た日、最終のパンが焼き終わった後の窯で、翌日焼くアプフェル・シュトルーデルのためのりんごフィリングを仕込んでいました。果物と砂糖がほどよく馴染む温度なのか、いただいたシュトルーデルは爽やかで果実味あふれるおいしさだったのです。ヨーロッパではちょっと前までパン屋の窯に自分のうちで食べる鍋料理を預けて夕方取りにいくという習慣がありました。予熱で材料が柔らかく煮込まれるという無駄のない使い方、それと同じことですね。

 だからか店内には石窯用の鍋掴み棒が飾ってあったり、本棚のようにパンを立てて並べておく木のラックが壁にかかっていたり、チロルの粉引き石臼が置かれたり…、昔の知恵が注がれた道具がちらほら。そういえば温度管理された二次発酵用のホイロもありません。私達の成形した白パンは木の棚に並べられビニールシートをかけ大きくなるまで石窯に入るのを待ちました。

 杜の白いパンと同じ生地にチーズを巻き込んだチーズパン、こねも成形もひとりひとりのやり方だから、焼きあがったパンの表情も様々。お土産に貰った販売用のプロ仕上げの同じパンと比べると、大きさが全然違うことに少々凹んだけれど、まあ仕方ないかな。石窯で自分の生地を焼いたことには満足したから。

 ああBBQ場は借りられても、石窯は借りられないのかなぁ。。。
窯用に長い柄の鍋掴みをしてくれる道具
杜の白いパンの焼きあがり
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Commented by fruitsnoirs at 2009年06月06日 01:20
IZPさんも木の葉さんに行っているのですね。
近くにあったらいいなと思いました。

車だと圏央道つながって青梅ICが出来たおかげで家から1時間ちょい、、とはいえ気軽にほいほいは…ね。
おいしいパン屋さんの紹介お願いします!


Commented by IZP at 2009年06月05日 19:33
木の葉のパン屋さん私も行きます。

美味しいし値段もリーズナブルでランチも楽しめ良いです。
根っこぱん大好き!!

なんかうれしいなァ〜
知っているパン屋さんがのっているのって

私はこんなにレポートかけませんが・・・
又おきに入りのパン屋さん紹介しましょっと

ガトー・ア・ラ・ブーロシュを焼く会…その後… 

2009/05/30
 食べきれなかった藤川チームのガトー・ア・ラ・ブローシュは、アルミニウムやラップにに包んでお持ち帰り。こういった焼き菓子は、当日は焼き立ての香ばしさがあり、日をおけば全ての材料が馴染んで調和のとれた味になり、ひょっとしたら熟成感も出てくる? といった変化が楽しみ。

 イベント翌日、すこし切って食べてみると、当日のやわらかしっとり感とは違うテクスチャーに変化し、アルコール感も落ちついていました。それよりも目だったのは燻製香! 何せ2時間、薪火の上でくるくるまわしているうちに香りも巻き込んでいたのです。当然私達も全身ベーコンとなって(全身燻されて)いました。帰宅後シャワーを浴びてびっくり〜浴室内が燻製室のようにもわもわ〜っと香るじゃないですか(笑)! 当日は鼻が慣れてしまっていたので試食会ではそれほど強調されなかったのかも〜。

 それからほぼ毎日、少しずつ切っては口にする日が続きました。面白いことに密封もしていないのにパサパサにはならず、ほろほろっと口どけよくって…。これはいろんな人に食べてもらわないと! 思い立って、お菓子好きな友人知人数名に一切れずつ送ったり、かばんに一、二個しのばせては、お会いした方にさしあげてみました。(←驚かせてすみませんっ)

 さて、その反応は? 

 「夢は実現するものですね〜! あたたかさとか、山の雰囲気はすごーく伝わってきて…」
 「えっ、あのしっとり感、狙っていなかったなんて…すごくイイ(花丸)」
 
 などなど…。お世辞もあるとは思いますが、みなさん今まで食べたことのない年輪菓子の風味に驚かれたよう。プロが薪火で焼いたとか、普段は売っていないといったストーリー性も一役買っているのでしょうけれど、私はそれらを含め、全体を感じてもらえたことが何よりうれしかったのです。(ワインを飲んでその土地や造り手に思いを馳せるのに似ています)

 2週間が経ちました。燻製の香りはするものの、さすがに生地に混ぜ込んだ香りは飛んでいました。しかし口どけの良いしっとり感は持続、複雑な後味が印象的なガトー・ア・ラ・ブローシュになってきたのです。そこでこの状態を、もうとっくに食べ終わってしまったとおっしゃっていた製作者ご本人、藤川シェフに食べていただくと…。

 「カトルカールってやっぱりすごい生地ですね。」

 フランスのバター‘ルガール’を使ったからなのか、ちょっと粗めの粉によるのか、アルコールの保存力か、それともハムのごとく薫燻による保存効果なのか…。ガトー・ア・ラ・ブローシュという昔ながらのお菓子を作ってみたことで、たくさんの問いかけを貰いました。シェフ達は今回の結果を踏まえ、第二弾の構想を抱いているようです。そのときはまたお手伝いできればと〜もっと楽しく演出しますから!
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Commented by fruitsnoirs at 2009年06月04日 11:18
うにぞうさま
参加いただきましてありがとございました。
そうですか、やはり熟成を楽しんでいたのですね!?
ねんりんやさんとか、バウムクーヘンを熟成させてから売る店があるのも納得ですね。
また、あれ食べたいです。私も。
Commented by うにぞう at 2009年06月02日 11:58
私もまったく同じことを感じました!
きちんとジップロックに入れてしまっていたせいかしっとり感はずっと保たれたまま、いい具合に熟成していきましたよね。
当日は強烈な燻製香でしたが(笑)1週間もたつとその香りが薄まって、少し落ち着いた気がしました。またあれ・・・食べたいです。笑。
今度は火おこしの段階からお手伝いしたいと切実に思いました。他のしかったぁ。。。

ガトー・ア・ラ・ブーロシュを焼く会…当日、その3 

2009/05/27
 BBQ場は4時閉園。その前に使った場所を元通りきれいに片付け、4時には会場を出なければなりません。ガトー・ア・ラ・ブローシュは焼きあがったものの、試食する時間など到底なく…。そこへうれしい提案!武井シェフがお店のサロンを貸してくだるというのです。

 試食会はオ・プティ・マタンへ移動し行われました。

 あの巨大な藤川チーム作品は、グラス・ア・ローで周囲を仕上げた後、何等分にかに切断され…それをさらに弓のようにカット。武井チーム作品はパウダーシュガーで雪化粧して完成。同様に弓状にカットし、二種類の年輪がお皿に並べられました。
 奥にそびえるのとお皿の左側カットが藤川チーム作、お皿の右の色の濃い方が武井チームのものです。どちらもちゃんと層が出ていて雰囲気ばっちり♪ 色の濃淡の違いは、配合?それとも芯にしたコーン型の素材による違いでしょうか? その場で食べてみると風味もテクスチャーもはっきり違いがありました。藤川チームのものはリキュールやオレンジの花が華やかに香りしっとりやわらかく、武井シェフのものはエッジがサクッと香ばしくはちみつがやさしく香りました。作業を振りかえりながらいただくガトー・ア・ラ・ブローシュはどちらも感動的においしくて〜。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 果たしてこの美味しさは、参加した人だけが抱くものなのでしょうか!? 


★しつこく次回に続く…。
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ガトー・ア・ラ・ブーロシュを焼く会…当日、その2 

2009/05/26
 さあ、前回の続きを…Marikoさんの写真を見ながら、思ったことを綴って行きます。


 BBQ場は、ここが横浜とは思えないような緑いっぱいのロケーション。うぐいすの鳴き声も聞こえます。みなさんが懸命にガトーや料理をこしらえている間に、ランチのセッティングをしました。味気ない使い捨ての食器は正直好きではないけれど、IKEAでこんなカラフルな紙皿&カトラリーを見つけたのです。お外の光に映えること!
 しかし、火起こしに手間取ったり、思ったより焼きに時間がかかってしまい、パティシエ、キュイジニエチームにはこの気持ちいい席を楽しんでいだたくことが出来ず…交代のつもりで先に私達だけいただいてすみません(汗っ)。

 骨付き仔羊、ハーブチキン、ソーセージ、それにリ・ド・ヴォー(仔牛の胸腺)の炭火焼等…を作ってくださったのは武井シェフのジラルデ時代の友人、藤川さん(偶然にもラ・スプランドゥールのシェフと同じ苗字)。肉をさばくところや下処理など、プロの仕事に見惚れてばかりで、お手伝いできずごめんなさいっ。ジラルデで焼き場をやっていたというだけあって、味付けや焼き加減は絶妙で、ああ、こんなBBQ普通じゃありえない…。今度月島にオープンするお店に、ぜひ香ばしい肉&汁を味わいに行きたいです♪

 ★次回に続く…
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