レープクーヘンムース・ミット・マンゴザーネ 

2010/01/30
こんにちは。
ただいま東京のサロン・デュ・ショコラ(SDC)真っ最中につき、記事の更新はさぼりぎみ…。
本当はショコラーな話題もいっぱいあるのですが、
何でだか自分の頭の中がまだ昨年の旅のまま。
なので、タイムリーなSDCの話題は他にお任せしておきます。とりあえず☆

さて、ドイツのシュヴァーベン地方、人口約8万の町チュービンゲン旧市街をざっと歩いても、
ショーウインドウにトルテが並ぶケーキ屋は見かけなかったし
宿のおかみさんに聞いても名前が出てこなかったわけですが
旅の最終日、出発寸前、宿に戻る道をいつもと変えたところで発見したのです。

Tübinger Zuckerbäcker
チュービンガー・ツッカーベッカー
Tübinger Zuckerbäcker (Ammergasse 16)
Zuckerbäckerとはドイツ語でお菓子の意味。
一面のガラスに記されている文字は店名に続き‘Patisserie&Confiserie’
パティスリー&コンフィズリーというフランス語!

中に入ってショーケースを見ると、ドイツにしてはやや小ぶりなムース系が並んでいます。
ある意味一昔前のデコレーションとも感じるけれど、
これがドイツから見たフランス風ケーキということかしら??

ともかく、時間がないので急いで選ばねば〜。
ショコラ系も捨てがたかったけれど、店員さんおすすめにピンっとアンテナが立ちました。
それがレープクーヘンムース・ミット・マンゴザーネ
Lebkuchen mousse mit Mangosahne (Tübinger Zuckerbäcker にて)
マンゴではなく、レープクーヘンに反応してしまって〜。
レープクーヘンとは、はちみつとシナモン、クローブ、ナツメグなどのミックススパイスを
ふんだんに練りこんだドイツの伝統菓子のひとつ。
フランスでいうパンデピスみたいなもの。
実は私、この手のスパイス系に目がないのです。

ロウソクやクロスでセンスよくまとめられたイートイン席に運ばれたところを急いで撮影、そして口の中へ。

ん、凍っている???

フォークを下まで降ろした断面がじゃりっと固いっ。。。

ムースを冷凍して作るのはお店では常識的ではありますが、、、
解凍が不充分のままを食べるのは辛いなぁ。

構成は単純でシャルロット状に巻いた生地の中身はすべてマンゴのムースでした。
レープクーヘンはどこに?
ひょっとして周りの生地だけとか〜。
聞き出す時間もなくその場を去りました。
(味は可もなく不可もなく…)

あとでサイトを見てみると、なんとなくフランチャイズ展開のお店っぽいのです。
だから解凍したケーキだったのか、ドイツ語なのではっきり言えませんが…。
なんとなくパン屋もチェーン店ばかり目立ったのが昨年のドイツの印象です。
(もちろんおいしいと思うお店もありましたが☆)

では職人の顔が見える店ってどこに!?
ショコラをとってみたって、フランスほどシェフ個人が目立つお国柄ではありませんからね。
理想ばかり抱いている私のような日本人とドイツ人では価値観が違うのかもしれません。
そしてRINOさんの修行したようなお店に出会えなかっただけ。
その代り、家庭の中に甘い香りを見つけたのですからバンザイです☆

(次回は家庭菓子の話…書けるかな?)

ドナウヴェレ〜Donauwelle〜 

2010/01/24
ヨーロッパのお菓子屋さんはたいてい教会付近にあります。
ミサの後にはお菓子を食べる
そんな習慣によって、お菓子屋さんの立地は決まったようです☆

しかし…チュービンゲンの教会前に構えていたのはオーガニックのパン屋さん。
ショーウインドウには数種類のシュトーレンとクッキーが並んでいました(これもそそられますが)。
でもトルテと呼ばれるクリーム系のケーキはありません。

同地方のもっと大きい町ウルム(Ulm)の教会前とて同じことでした〜。
どうも私にはベッカライ&コンディトライはパン中心のお店という範疇にしか映らず、
(東京ので言えば、メゾンカイザーみたいな感覚かな〜)
そういったパン屋はベルギーのブリュッセルにおけるチョコレート屋の数とか、
東京の表参道における美容室と比率的には同じくらいあるのに!
(ちなみにフランクフルトやケルン、アーヘンなどにはちゃんと教会前に老舗菓子屋が存在します)
世界一の高さを誇るウルムの大聖堂
その塔を見上げる広場ではクリスマスマーケット真っ盛りだったから
ひょっとしたら見落としていたのかもしれませんが〜(汗)。。。

とりあえず大聖堂脇の、ベッカライ&コンディトライ&カフェの一軒に入ってみました。
大きな天板に焼いて飾って仕上げ、四角く切り分けたシュニッテンの類が3、4種。
ちょっと迷っていると、お店の男性が声をかけてきました。

「このドナウヴェレは、ウルムの名物ですよ。」

なるほど、表面のチョコレートの波筋がウルムの町を流れるドナウ川をあらわしているのかしら?
(ヴェレの意味はこのときわかりませんでしたが、自動翻訳かけたら‘波’のことでした〜)

この地方にも名物菓子はあるのですね!
ではドナウヴェレに決定。
Donauwelle (UlmのHERRMANN VON DER ALBにて) 1.8ユーロ
このドナウヴェレというお菓子、なんとなく和菓子みたい!?
表面はドナウのさざなみ
断面のさくらんぼやカカオ生地がドナウの川底っぽく見えます。

構成は底がスポンジ生地、
その上にマジパンっぽい生地?
カカオ生地、
サワーチェリー、
バターっぽいバニラクリーム、
チョコレート

シュヴァルツワルター・キルシュトルテと材料的には似ているけれど、
テクスチャーはドナウヴェレの方がどっしり。
しかも大きいので、日本人には半分位が飽きずに食べられるポーションでしょう。

ところでこのDonauwelle、Ulm名物というのが気になって検索しましたがほとんどヒットしません。
(やはり家庭で作るお菓子なのかしら〜?)
逆に日本語で検索したらドイツ在住日本人によるレシピ紹介や、
作っているお店まであってびっくり☆

日本橋人形町にあるドイツパンのタンネさんで、季節限定で出しているようです。
タイムリーなので買いに行こうかしら〜。

****
あの川底は、さくらんぼを生地と一緒に焼きこむことで出来るくぼみなんですね〜。
自然にできる形利用が面白いです。
ページトップ ▲