レープクーヘンムース・ミット・マンゴザーネ 

2010/01/30
こんにちは。
ただいま東京のサロン・デュ・ショコラ(SDC)真っ最中につき、記事の更新はさぼりぎみ…。
本当はショコラーな話題もいっぱいあるのですが、
何でだか自分の頭の中がまだ昨年の旅のまま。
なので、タイムリーなSDCの話題は他にお任せしておきます。とりあえず☆

さて、ドイツのシュヴァーベン地方、人口約8万の町チュービンゲン旧市街をざっと歩いても、
ショーウインドウにトルテが並ぶケーキ屋は見かけなかったし
宿のおかみさんに聞いても名前が出てこなかったわけですが
旅の最終日、出発寸前、宿に戻る道をいつもと変えたところで発見したのです。

Tübinger Zuckerbäcker
チュービンガー・ツッカーベッカー
Tübinger Zuckerbäcker (Ammergasse 16)
Zuckerbäckerとはドイツ語でお菓子の意味。
一面のガラスに記されている文字は店名に続き‘Patisserie&Confiserie’
パティスリー&コンフィズリーというフランス語!

中に入ってショーケースを見ると、ドイツにしてはやや小ぶりなムース系が並んでいます。
ある意味一昔前のデコレーションとも感じるけれど、
これがドイツから見たフランス風ケーキということかしら??

ともかく、時間がないので急いで選ばねば〜。
ショコラ系も捨てがたかったけれど、店員さんおすすめにピンっとアンテナが立ちました。
それがレープクーヘンムース・ミット・マンゴザーネ
Lebkuchen mousse mit Mangosahne (Tübinger Zuckerbäcker にて)
マンゴではなく、レープクーヘンに反応してしまって〜。
レープクーヘンとは、はちみつとシナモン、クローブ、ナツメグなどのミックススパイスを
ふんだんに練りこんだドイツの伝統菓子のひとつ。
フランスでいうパンデピスみたいなもの。
実は私、この手のスパイス系に目がないのです。

ロウソクやクロスでセンスよくまとめられたイートイン席に運ばれたところを急いで撮影、そして口の中へ。

ん、凍っている???

フォークを下まで降ろした断面がじゃりっと固いっ。。。

ムースを冷凍して作るのはお店では常識的ではありますが、、、
解凍が不充分のままを食べるのは辛いなぁ。

構成は単純でシャルロット状に巻いた生地の中身はすべてマンゴのムースでした。
レープクーヘンはどこに?
ひょっとして周りの生地だけとか〜。
聞き出す時間もなくその場を去りました。
(味は可もなく不可もなく…)

あとでサイトを見てみると、なんとなくフランチャイズ展開のお店っぽいのです。
だから解凍したケーキだったのか、ドイツ語なのではっきり言えませんが…。
なんとなくパン屋もチェーン店ばかり目立ったのが昨年のドイツの印象です。
(もちろんおいしいと思うお店もありましたが☆)

では職人の顔が見える店ってどこに!?
ショコラをとってみたって、フランスほどシェフ個人が目立つお国柄ではありませんからね。
理想ばかり抱いている私のような日本人とドイツ人では価値観が違うのかもしれません。
そしてRINOさんの修行したようなお店に出会えなかっただけ。
その代り、家庭の中に甘い香りを見つけたのですからバンザイです☆

(次回は家庭菓子の話…書けるかな?)

ドナウヴェレ〜Donauwelle〜 

2010/01/24
ヨーロッパのお菓子屋さんはたいてい教会付近にあります。
ミサの後にはお菓子を食べる
そんな習慣によって、お菓子屋さんの立地は決まったようです☆

しかし…チュービンゲンの教会前に構えていたのはオーガニックのパン屋さん。
ショーウインドウには数種類のシュトーレンとクッキーが並んでいました(これもそそられますが)。
でもトルテと呼ばれるクリーム系のケーキはありません。

同地方のもっと大きい町ウルム(Ulm)の教会前とて同じことでした〜。
どうも私にはベッカライ&コンディトライはパン中心のお店という範疇にしか映らず、
(東京ので言えば、メゾンカイザーみたいな感覚かな〜)
そういったパン屋はベルギーのブリュッセルにおけるチョコレート屋の数とか、
東京の表参道における美容室と比率的には同じくらいあるのに!
(ちなみにフランクフルトやケルン、アーヘンなどにはちゃんと教会前に老舗菓子屋が存在します)
世界一の高さを誇るウルムの大聖堂
その塔を見上げる広場ではクリスマスマーケット真っ盛りだったから
ひょっとしたら見落としていたのかもしれませんが〜(汗)。。。

とりあえず大聖堂脇の、ベッカライ&コンディトライ&カフェの一軒に入ってみました。
大きな天板に焼いて飾って仕上げ、四角く切り分けたシュニッテンの類が3、4種。
ちょっと迷っていると、お店の男性が声をかけてきました。

「このドナウヴェレは、ウルムの名物ですよ。」

なるほど、表面のチョコレートの波筋がウルムの町を流れるドナウ川をあらわしているのかしら?
(ヴェレの意味はこのときわかりませんでしたが、自動翻訳かけたら‘波’のことでした〜)

この地方にも名物菓子はあるのですね!
ではドナウヴェレに決定。
Donauwelle (UlmのHERRMANN VON DER ALBにて) 1.8ユーロ
このドナウヴェレというお菓子、なんとなく和菓子みたい!?
表面はドナウのさざなみ
断面のさくらんぼやカカオ生地がドナウの川底っぽく見えます。

構成は底がスポンジ生地、
その上にマジパンっぽい生地?
カカオ生地、
サワーチェリー、
バターっぽいバニラクリーム、
チョコレート

シュヴァルツワルター・キルシュトルテと材料的には似ているけれど、
テクスチャーはドナウヴェレの方がどっしり。
しかも大きいので、日本人には半分位が飽きずに食べられるポーションでしょう。

ところでこのDonauwelle、Ulm名物というのが気になって検索しましたがほとんどヒットしません。
(やはり家庭で作るお菓子なのかしら〜?)
逆に日本語で検索したらドイツ在住日本人によるレシピ紹介や、
作っているお店まであってびっくり☆

日本橋人形町にあるドイツパンのタンネさんで、季節限定で出しているようです。
タイムリーなので買いに行こうかしら〜。

****
あの川底は、さくらんぼを生地と一緒に焼きこむことで出来るくぼみなんですね〜。
自然にできる形利用が面白いです。

黒い森のキルシュトルテ&デザート☆(後編) 

2010/01/21
黒い森のキルシュトルテ
話しは先週のドイツ料理につながります。

先生はドイツ南部・シュヴァーベン地方出身の、アートに携わる新婚さん。
まだ30歳位なのに彼女の作るデザートには毎回驚かされます。

甘さが程よい。
伝統を踏まえながらも仕上げは軽く明るく現代感覚。

いつぞやここに紹介したプンパニッケル入りのパルフェ(型入れ冷菓)も
彼女に教わったレシピ。

‘伝統的で素朴で懐かしく、そこがいいのだけれどどうも垢抜けない…’
私が思い描いていたドイツ菓子のこんなイメージが、彼女によって塗りかえられていったのです。

甘さは日本人に合わせているのではなく、本国と同じだといいます。
むしろ日本のお菓子の方が私には甘く感じることがあります。

そして彼女が参考にしているのは、おばあちゃんから譲りうけた文字だけの料理本であり
ハードカバーの重たいドイツ料理書の数々。
(もちろんインターネットの料理サイトも)

今回のテーマはシュヴァルツヴァルト(黒い森)地方の食。
ということで、デザートはもちろん有名なシュヴァルツヴァルター・キルシュトルテ
…なのですが、現代風にグラスデザートにアレンジして登場したのです☆
Schwarzwälder Kirschtorte im Glas
真上からの写真では全貌はつかめないのですが、
これ、私が先月作ったように、
単にグラスにココアスポンジとキルシュ、サワーチェリーとクリームを重ねただけではありません。
グラスでなければならない仕掛けがあります。
マジパンやヨーグルトを足したとろとろクリームは、軽くても香りとコクがあります。
サワーチェリーには、赤ワインの風味を加え複雑な味をプラス。
もちろんキルシュは欠かせません。
これらの磨かれた層がお口の中で交差して食べてを刺激します。
うーん、これも黒い森のファンタジーだわ〜☆

彼女は料理書のシュヴァルツヴァルター・キルシュトルテの項をいくつか開き見せてくれました。

ドイツ料理辞典のような本に写真とともに記されていたタイトルには‘ダイエットの敵’!
一台作るのに生クリーム1リットル使うレシピに思わず笑ってしまいました。
そうそう、私も先月は3パック半、つまり700mlくらい使ったっけ。

「今回のグラス入りシュヴァルツヴァルター・キルシュトルテはこのレシピがヒント。」
そういって彼女が見せてくれたのはシューベック氏のレシピ本。
ミュンヘンにミシュラン1つ星の店を構えるシューベック氏は、
ドイツで一番有名なシェフだそうです。(知らなかった〜)
Schuhbeckの料理本からヒントを得て…
家庭の味とレストランのセンスをうまくとりいれたことに共感&刺激になりました☆

ところでシュヴァーベン地方出身の彼女に当地のケーキ屋事情の疑問を聞いてみたところ…
ケーキはカフェで食べるのだとか!
(やはり純粋なケーキ屋はない〜?)
by fruitsnoirs | お菓子とつぶやき 

黒い森のキルシュトルテ&デザート☆(前編) 

2010/01/17
 先月のことですが、八ヶ岳ワイン会のデザートにシュヴァルツヴァルター・キルシュトルテを作りました。

 ドイツ南西部に位置する黒い森地方(シュヴァルツヴァルト)特産のさくらんぼとそのリキュール=キルシュをカカオ生地にクリームと重ねて森に見たてた、とってもポピュラーなドイツ生まれのケーキです。
Schwarzwälder Kirschtorte
 さくらんぼの数からして大きさ想像できますか!?  直径26cmだったかな。
 
 でもそんな大きな丸型は持っていません。

 種を明かすとココアスポンジは既製品、それも旅行土産のドイツ製。ドイツではトルテといえばこのサイズが一般的。放射状にカットした一切れの長さ13cm!! ・・・でかい。

 このココア生地、すでに薄く3枚にスライスしてあって楽チン、私はキルシュをアンビベして泡立て生クリームを塗ってサワーチェリーをサンド&のっけてチョコレートとクリームでデコするだけでした〜☆ 

 こういうの久しぶり。ケーキ作りるんるん(☆?)って感じで。
 
 ところで、こんな大きな生地をわざわざドイツから担いできたのには理由がありまして…。
 (話せば長いのですが)

 ***************************************

 
 チョコレート祭りのために滞在したチュービンゲン(その周辺都市も含めシュヴァーベン地方)には、パン屋(ベッカライ)はたくさんあるのにお菓子屋(コンディトライ)が見当たりませんでした。パン屋にもおやつ的なお菓子はあるのですが、クリームを重ねたトルテやムースのような手の込んだケーキはなく、どうしてないのか不思議で民宿のおかみさんに聞いてみました。

 おかみさん:「ドイツではベッカライ&コンディトライが一緒なのよ。」

 私:「でもクリームののっかった、例えばシュヴァルツヴァルター・キルシュトルテが食べたくてもパン屋にはありませんでした。」

 おかみさん:「シュヴァルツヴァルター・キルシュトルテなら日本でも食べられるでしょう?」(ここは大学都市なのでおかみさんは日本人留学生には慣れています。)

 私:「確かに食べられますが、本場のを食べてみたくて!」(以前のドイツ訪問で食べてはいますが、一応わかりやすいケーキを例にとって聞いてみたわけです〜)

 おかみさん:「ドイツ菓子はフランス菓子と違って簡単だから、みんな家でつくるのよ。私もシュヴァルツヴァルター・キルシュトルテは作るわよ。まずココアスポンジを焼いて、3枚にスライスして、キルシュを染みこませたらホイップクリームを塗ってチェリーをのせてココアスポンジの2枚目を重ねるの。チェリーは日本でも手に入るでしょ? そうしたらまたキルシュを染み込ませて同じ様に繰り返すか、お好みでチョコレートクリームにかえてもいいわ。そして3枚目を重ねてキルシュ…そしてクリームとチョコレートで飾ってお終い。簡単でしょ。うちは子供も食べるからキルシュは使わないけれどね(笑)。」

 私:「えっ、じゃあドイツの家庭にはお菓子道具が揃っているのですか?」

 おかみさん:「ええ、ほら来てみて!」

 …と、うれしそうに彼女はキッチンに私を呼び寄せ、道具棚を開けて見せてくれました。そこには数え切れないほどの型やキッチンエイド風の立派な卓上ミキサーなど、あらゆるレシピがこなせそうな道具が揃っていました。すごい☆☆☆

 そういえばチェックインした日、手続きのため入った彼女の部屋のテーブルには、削りかけのレモン皮とレモンマフィンのレシピコピーがありました。お菓子作りは日々のことなのですね。

 お菓子談義がひとまず終わり、再びチョコレート祭りと町散策に出かけ4時間後、チェックアウトのため宿に戻るや、おかみさんが何やら私に手渡しするではないですか。見れば大きなココアスポンジ生地!

 「ほら、これがあれば日本で簡単にシュヴァルツヴァルター・キルシュトルテが作れるわよ。」

 私が出かけている間に、きっと近くのお店で買ってきてくれたのでしょう。お土産に持って行ったロイズのチョコレートポテトとちょっとした干菓子に気を遣ってくれたのかな、それともお菓子好きの心が通ったのかしら、うるうる…。

 (他にも彼女からは貴重なお土産をいただいてしまったのですが、その話しは別のテーマで〜☆)

おかみさんに貰ったココア生地のパッケージ
******************************************

 本当はココアスポンジくらい焼くことは出来ます。日本でも出来合いのスポンジなど買ったことはないのですが、ワイン会のようなちょっとした人数のパーティーにはドイツサイズがうってつけでした! 活かすチャンスがあって良かった〜♪

 17人分のクリスマスケーキ。

 アルコールアレルギーの運転手さんのために、真ん中を丸く抜いてキルシュ抜きのシュヴァルツヴァルト・グラスデザートにして、それでもひとり分はたっぷりドイツサイズを堪能しました。

 ココア生地は結構甘かったけれど、乳脂肪34%の軽いクリームとサワーチェリーの酸味のバランスで、お肉をたっぷり食べた後なのに、このデザートはきれいになくなりました。良かった! ありがとう☆おかみさんのおかげです。

 (後編につづく)

※この話しの台詞などは私のたどたどしいフランス語できいたことをもとに自分解釈したものです〜。
暗くてピンぼけ・・な断面
by fruitsnoirs | お菓子とつぶやき 

ショーマッカーのブレツェルで 

2010/01/15
 ドイツ料理教室の帰り道、ボリューミーな試食の後にもかかわらず、大岡山のショーマッカーに向かっていた自分。 

 何せ前回のブログを書いたばがりだし、頭が食べたくて仕方ない状態でした〜例のバターブレツェルを!

 近隣のドイツ人が棚ごと買っていくことも珍しくないショーマッカーのドイツパン。駅から10分近く歩いてきたのに、タイミング悪くブレツェルに売切れの印が〜っ。

 しかしブレツェルはフランスにおけるバゲット同様、1日に何回も焼くパンなので、店主からあと20分程で次が焼きあがると聞き、これまた例のお気に入り八百屋‘市場のあんちゃん’を覗きに行くことに…。

 ほら、みっけもん!

 もうお終いなはずの洋梨‘コミス’の大きくて立派なのがひとつ200円。何で〜???

 聞けばこのご時世で、デパートや贈答用では売り切れず…だそうな。私の記憶では某デパートの果物売り場でコミスひとつ1000円はしていたと思います。フランス原産の品種で香りの良さとねっとり感、したたる果汁の甘さでレストランなどでも珍重されているコミス。とにかく洋梨の中では一番好き☆

 さてコミスはもちろん、ハンガリーのグヤーシュには欠かせないパースニップ(白いにんじんのようなゴボウのような香りもする根菜)の国産ものもゲット(本当に珍しい!)して、ショーマッカーへUターン。

 ブレツェルはすでに焼きあがっていました。店主にバターブレツェル話しを投げてみたらこんな言葉が返ってきました。

 「‘バターのスライス’を挟むやつですか、あれは美味しいですよね、毎日食べるのは危険だと思いますが…。」

 あははっ、さすが言い当てていますね。

 帰宅後、早速ドイツの無塩バターを少しずつスライスしてパクリっ。危険だから少しだけ、と心では決めておくものの、その心は弱く、手と口は繰り返す…。ショーマッカーのブレツェルがドイツの半分のサイズであることがせめてもの救いかもしれません〜(笑)。

***この危険を試すコツ***
シンプルなだけにやはりバターの味が決め手です。無塩のミルキーで甘いバターがあれば言うことなし。
by fruitsnoirs | パンとつぶやき 

そういえば、ドイツのバターブレツェルは超旨うまだった。 

2010/01/11
ブレツェルの話題をもうひとつ!

Butterbrezel
〜ブッター(バター)ブレツェル〜

おそらく先月のドイツ旅で一番ツボにはまった食べ物はこれ☆★☆

旨い!
やばい
なんだこりゃ
一口食べたらクセになる
やだーっ、ちぎる手が止まらない
誰か私を止めてーっ

と、これだけ独り言をいいながら食べたものが他にあったかしら?

****

夕方チュービンゲン駅到着後、
駅のパン屋で何気に指をさし買ったブレツェルは、
ただのシンプルなブレツェルではありませんでした。
ドイツ語はわからないから、見ためで判断することの多い食べ物系
ブレツェルもチーズをのっけて焼いたものの他、このButterbrezelが並んでいただけでした。
当然私はビールのお供の、あの粒塩のきいた味を想像して買いました。
夕食前だし、顔位大きいから翌朝食用にしてもいいかと考えながら…。

ドイツの民泊(プライヴェート・ツィマー)では一般的に朝食の用意はしません。
そのかわり宿泊客が好きに部屋で食べられるように、
共用の冷蔵庫や湯沸しポット、電子レンジ、簡単な食器、
コーヒー&ティーバックなど簡単な飲み物が用意されています。
(ここがフランスのシャンブル・ドットと大きく違う点☆)

部屋に案内されほっとしたところでお茶を入れ、駅で買ったブレツェルにひとくち齧りつきました。

いつものブレツェルと違う感触…何コレ?

(最初の独り言につづく)

****

確認すると、ブレツェルにバターが挟んであるのです。
口を開いた太い部分を中心に細い方に向かって水平にスライスしてあり、
そこに最低でも厚さ2mmはあろうバターの層!!

粒塩のしょっぱさと、ラウゲン液独特の生地風味、発酵無塩バターのクリーミーな甘さが三位一体
これ以上ない旨味の頂点!

もしドイツ語がわかっていたら‘ただのバターサンドか〜’で手を出さなかったかもしれません。

****

翌朝、宿近くのスーパー内のパン屋で朝食をとっていると
通勤通学途中と思われる客が次々とこのブッターブレツェルを買っていくじゃないの!!
ストックが足りなくなると、売り場のおばちゃんが手際良く作り始めます。
ブレツェルにきり込みを入れ、バターをたっぷりのっける感じでサンドして。

おいしいものはパッと見じゃわからない。
この旅では何度か経験しました。
アドヴェント・ブレツェル売出し中の看板。祝い事には甘い生地☆

新年のブレツェル紹介リンクなど… 

2010/01/09
写真も文章もずっと洗練されていてさすがです♪
昨年紹介した金沢の新年菓子「福徳」も菓子研究家の彼女に教えてもらったものです。
このブレツェル、鉄道プラモデルのレールに見えます!? 
あ〜、大きいのを齧りたい!!
とにかくブレツェルの形が好きなのです。。。
by fruitsnoirs | お菓子とつぶやき 

薪ストーヴで焼くタルトフランベに挑戦! 

2010/01/06
ずっと前からやってみたくて、特注の道具まで揃えていた薪ストーヴでのピッツァ焼き。

八ヶ岳のログハウスに親族集って過ごしたお正月に、いざチャレンジ!

生地は小麦粉、酵母、塩、水、オリーブオイルと一般的なピッツァのレシピ。

でも上にのっけるのもは、ブレツェル同様〜ライン川周辺の旅の味再現〜がしたくて
タルト・フランベ(フラムクーヘン)風
Tarte flambee ou Flammekueche

ごく薄くのばした生地に
サワークリームとヨーグルトを混ぜたソースを敷き
極薄くスライスした玉ねぎ
「ハム日和」さんで仕入れた生ベーコンを一口大にして
手で細く裂いたエリンギをオプションでのせ
黒胡椒のひきたてをパラパラ…

薪ストーヴの温度を見計らっていざ窯入れ!
5枚目を窯入れしたところ。(この写真では生ベーコンではなく、生ハムがのっかってます)
ダーに手伝ってもらって4枚目の焼きあがり。(これは生ベーコン)
 しかし、見ているのと実際やるのでは大違い。
最初の三枚は見事底だけが焦げ焦げ、
表面は焦げ目さえつかず玉ねぎも辛さが残ってしまいました。とほほ…。

「最初は失敗しますよ。」
…と、薪ストーヴ屋さんの言った通り。

取っ手が長い私の特注鉄板では蓋が完全に閉まらないため、
薪ストーヴ屋さんに教えてもらった火加減〜熾き火では下だけに火が通ってしまうようです。

そこで、マルシェ・ド・ノエルで見た炎の窯を思い出し、
今度は思いきり温度を200℃以上に上げ、燃え盛る中に入れてみました。
途中生地を素早く回転させ(難しい!)均一な火通りにします。
とにかく短時間でサクサク軽い食感に仕上げたいのです。

その計算があたってかどうか4枚目と5枚目はなんとか…、
表面の焼き色はつかなかったけれど、なんとか食べられる形になりました!

試食隊は小学3年生の甥っこと、5歳の姪っこの二人。
本当はこっそり試作し、自分が納得できてからみんなに披露するつもりだったのに、
タイミング悪く(良く?)彼等が起きてきてしまったのです。

子供達はピッツァが大好き。
焼いている最中もおおはしゃぎで、私のプレッシャーは最大。

焼けるやいなや、二人は後について離れません。
仕方ない、覚悟を決めて取り分けました。

むしゃむしゃ食べながら繰り返し出た言葉に顔が真っ赤になりました。
「食べたことないソースだけど、お店のピッツァより美味しい!」

えっ、お世辞じゃないのそれ。
照れる私にダーの一言。
「子供は正直なことしか言わないよ。」

そうか、そうよだね。
私は素直にありがとうと、二人に声をかけたのでした☆〜。

と同時にあの(昨年の)薪火ガトー・ア・ラ・ブローシュの感激を思い出しました。
火のもつ見えない力に感謝☆

よし、もっとうまく焼けるようにがんばりますよ!
by fruitsnoirs | 作ってみました! 

新年のブレツェル le bretzel du nouvel an (Neujorbretzel/Neujahrsbrezel )☆ 

2010/01/04
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

いつもマニアックな食べ物話にお付き合いいただきありがとうございます。
新年初ブログも、こんなの作っちゃいました〜ではじまります☆

***

昨年、一昨年とライン川周辺を旅した影響で、
アルザスやドイツ、スイスのお菓子と風習に興味をもつようになりました。

冬のはじめに現われる人がたパンのヴェックマン
クリスマス前にせっせと焼かれるヴァラエティに富んだクッキー
数種類のスパイスの香りを練り込み健康を願って焼いたレープクーヘン、パンデピス

そして、新年にはこれ〜大きな甘いブレツェル!!
ハート形のはレープクーヘンをイメージした飾りパン。
le bretzel du nouvel an(フランス語)
Neujorbretzel(アルザス語?)
Neujahrsbrezel (ドイツ語)

2008年の末、甲府のドイツパン屋ヴァルトさんに送っていただいてその存在を知った新年のブレツェル。

しかしまだまだマイナーな行事パンなので、近所のドイツパン屋では作っておらず、
2009年は晦日に自分で作ってみることにしました。

アルザスのパン屋さん監修のレシピ本を参考に…
小麦粉、卵、砂糖、塩、イースト、ミルク、バターで仕込んだブリオッシュ生地を
三つ編みにしてからブレツェルの形にまとめます。
バターの多い生地はとても柔らかく、きれいに三つ編みにまとめるのが難しい〜。
それにブレツェルを大きく作るには、とても長〜い棒状にのばさなければならず、
狭い家庭の調理台では苦しいっ。

とはいえ、大きく作ることは楽しみも大きいもの☆
少々いびつだけど、両足大ほどのブレツェルの形になりました。
パールシュガーのかわりに、スイスで買ってきた新年用のデコレーションシュガーを飾ってオーブンへ。
(新年用とは、幸運のシンボル‘豚’と‘宿り木’…だと思われる)

ドイツでは大晦日にパン屋さんで買って、年が明けたらみんなで食べるそうです。
アルザスのレシピ本には、この幸運のシンボルパンは、
家族や婚約者への新年の贈り物にしていたとあります。

2つ作って、ひとつは我が家用、もうひとつはパン&お菓子でお世話になっている友人にプレゼント。

おせちの合間に少しずついただき満足♪
(結構甘めなところがおせちと同じ!?)

さあ2010年のスタートです☆
by fruitsnoirs | 作ってみました! 
ページトップ ▲