「欠けたケーキ 途上国を支援」ラブ・ケーキ・プロジェクト! 

2009/11/27
 タイトルの「」は先週土曜の日経新聞夕刊に掲載されていた記事の見だしです。

 ホールのケーキにあえてひとり分(ワンカット分)欠けたケーキを作って、欠けた分の代金を主にアフリカなど途上国の食糧支援に寄付する試みがスタートしたそうです。

 ワールド・ビジョン・ジャパンという途上国支援に取り組むNPO法人の働きかけに、人気パティシエの7店が協力し、ひとり分欠けたケーキを予約制で製作する。お金とともに甘い幸せのおすそ分けをするのはいいアイデアですね。

 そういえば新年を祝うフランスのガレット・デ・ロワのカットも人数分+1切れでカットする風習がかつてあったのだとか。余った一切れは貧しい人に施したり、その日その場に居られない人のための捧げものだったそうです。このプロジェクトとなんだか通じるものがありますね。

 とはいえ、普段ホールのケーキを食べる機会はめったにない私は、クリスマスケーキが対象だったらいくつも協力できたのに…と思うだけなのでした。
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薫々堂のパンデピスでパン・ペルデユ 

2009/11/22
 パンデピス〜って、近頃は一般的になってきたのかしら!?

 フランスではじめて食べた時は、重くて甘くてネチネチバサバサ…。市場で売っていたそれは樅の木はちみつ味が個性的でなんじゃこりゃっ〜て仰天。

 しかし、クセがあるものほど、好きになるとのめりこむもの。スパイスの調合や蜂蜜の種類によって、様々な香りを食べるのが楽しいお菓子です。

 薫々堂さんでも、オープン当初に少し作っていたのですが、ずっとお休みしていたパンデピスを、今回のクリスマスマーケットイベントのために蔵出し、しかもリニューアルしての登場でした。

 現在一般にパンデピスといえば、蜂蜜たっぷりの重たい生地をベーキングパウダーでふっくっら膨らませるのですが、そこはパン屋さんらしく昔のやり方〜酵母の働きを利用します。なのに食感はほろほろしたケイクのよう…これには驚きました! 

 当日はアイスクリームをのっけてサービスしました。そのままでもいいけれど、ひと工夫でパンデピスがリッチなデザートに変身! (残念ながら写真はなし)

 そう、パンデピスは意外に応用がきくのです。フランスではフォアグラやウオッシュチーズをのっけてあまじょっぱい味を楽しみます。もちろんほろ苦いショコラをのっけるのも☆☆☆

 私は南仏の民宿マダムが朝食に作ってくれたパンデピスのパンペルデュに目からウロコ…機会があると作ってしまいます。写真の手前がそれ。卵と牛乳を混ぜてパンデピスを浸してバターを溶かしたフライパンで両面焼くだけ。粉砂糖やコンフィチュールを添えて甘くしてもいいけれど、これはお肉のパテが合いました。→そうするとワインが欲しくなって…つまり食欲旺盛になる食べ物ってことですね!

 
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薫々堂のクリスマスマーケット(イベント報告2) 

2009/11/20
 横浜のパン屋さん、薫々堂の看板。

 シンボルはゾウさん。

 くんくん…、長い鼻がパンの焼けるいい香りに囲まれて幸せそう。


 私にとっては、夢をかなえるゾ〜ウなのでした。
 クリスマスマーケットでは、この季節に相応しいお菓子がたくさん登場しました。


 写真はアルザス風シュトレン‘ブリオッシュ・ノエル’をシェフが成形しているところです。

 これはお二人が2年前、冬のアルザスで食べたシュトレンが、思いのほか生地が軽く、いくらでも食べられそうな風味だったことにインスピレーションを得て、試作を重ね昨年から登場したシュトレンです。薫々堂さんではドイツ風の具沢山どっしりシュトレンも以前から作っているため、あえて名前にシュトレンとつけず、見た目も差別化するために長方形の型に入れて焼くスタイルをとりました。

 手前からロールケーキのように、クルクルくるり〜♪ シュトレンのシンボル、おくるみの巻き終わりを上にして型のベッドで寝かせます。。。(ホイロ)

 ブリオッシュ・ノエルは焼きあがりすぐに澄ましバターを塗って、グラニュー糖の雪景色を作ります。

 これで完成!?

 でもすぐには食べるのはNG。日を置いて美味しくなるのを想定して作る発酵菓子なのですから。

 そういえばドイツのアドヴェント(クリスマス)クッキーも、レープクーヘンも、焼いたら缶に詰めて味が馴染むまで1週間我慢(!?)してから食べはじめるようにと、注意を受けたことがあります。本で読んだこともあります。そして1週間後、缶を開けたそばから冬の香りが舞うのです。アドヴェント=待降節、待つって言葉が意味深いですね。

 ということで、試食は前日までに作ったものが登場。

 1cmくらいにスライスして、シナモンやオレンジで香りづけたホットワインといただくとポカポカに温まります。今回はオーストリアのオーガニックハーブティの中から‘サンタの秘密のお茶’と合わせました。ビタミンや身体を温める作用のある甘酸っぱいハーブ&スパイス〜ローズヒップやハイビスカス、シナモン、バニラなどがブレンドされた、文字通り寒い季節にぴったりのサンタカラーな茶でした。

(試食の写真は残念ながら撮影できませんでした〜気が向いたらこのイベントの続きを書きます。)

★そうそう、来月初旬から東京国際フォーラムにアルザス・ストラスブールのクリスマスマーケットがやってくるそうです。屋台にアルザス風シュトレンも並ぶのかしら〜? これは行かねば!
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聖マルティン祭とひとがたパンのヴェックマン(☆イベント報告) 

2009/11/11
薫々堂さんによる生地のカットデモ。
 またひとつ、夢がかないました。

 ドイツやアルザス&ロレーヌ、ルクセンブルクのクリスマスシーズンに現われる、ひと形のパンをみんなで作ること☆

 
 これはひとりでもんもんと作業するより、みんなの出来をひやかしながらやるほうがずっと楽しいパンだろうと思って…。

 そんな私の持ち込み企画に賛同してくださったパン屋さん、そして集ってくださったみなさん、本当にありがとう♪



 横浜のパン屋さん、薫々堂さんの厨房を舞台に繰り広げられたひと形パン作り。

 

 その様子は予想とちょっと違っていました。



 みんな自分の世界に入ってもくもくと作業している!!

 試しに私もやってみると、あらまあ〜。

 やっぱり自分の世界だけで作っていました(笑)。

 のばした生地に型紙を当ててナイフで切りとる作業は、思っていたよりかなりてこずってしまい、自然と?歪なフォルムができあがり。

 (冷やした生地でもすぐにやわらかくのびてしまいます。手早さが必要ですね〜。)
みなさんのカット&成形
(参加者の)成形した生地
 ケルンのヴェックマンの持っている白パイプの代わりに、陶芸クラスで作ったミニパイプやオーナメントを抱かせて、レーズンやチョコチップで目やコスチュームを飾ります。

(10月8日の記事はこのイベントのために用意した陶器のオーナメント作りでした☆)


 自分のが仕上がってはじめて他のひとの作品が気になったり…。


 「かわいく作ってはダメなのよ。」

 ルクセンブルク大使館の方もおっしゃる通り、冬の森からやってくる精霊もしくは魔物を想像して描かなければ。そんなひと形パンストーリーは参加者に伝わったかな? 

 それぞれ見事に個性的なひと形パンが仕上がりました!

私のひとパン焼きあがり
 今日は11月11日、聖マルティンの日。

 凍えそうな貧乏人を見かねて自分のマントを引き裂いて包んであげた伝説をもつ聖人マルティン。ドイツのケルン周辺地方では子供達がランタンを持って行列して、このひと形パン‘ヴェックマン’をもらって食べる日(ハロウインに通じるところがある!?)。冬のはじまりの日。

 私も作ったひとパンをひとつ、かわいそうと惜しみつついただきました(頭から☆)。ほんのり甘くて懐かしくて、どんどん食べ進んでしまいます。

 さあ、これでこの冬を健康で過ごせるかな〜そうありますように!
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アルザスの陶器で焼いたクグロフ☆ 

2009/11/04
 …まるでアルザスの家庭にいるよう♪



 スフレンナイムの陶器型で焼いた伝統的なクグロフたち。

 アーモンドがひと粒ひと粒てっぺんに飾られた美しい斜めプリーツ。

 コウノトリ柄のお皿もしっくりきます。

 砂糖の粉雪を降らせてカットしたクグロフからは良い香りが漂ってきました。


 トップのアーモンドがカリッと、口福の序曲を奏でた後はレーズンとブリオッシュ生地のほんわり甘い歌声が…。思わずにっこり、そしてあっという間にお皿だけになってしまいました。


 お店で売っている洗練されたクグロフもいいけれど、家庭で楽しみながら作られたクグロフには笑顔の素が入っているのだと思います。陶器の型も一役買って、アルザスの風景が思い浮かびました。

 マリー・アントワネットに負けないくらい(!?)とにかくクグロフ大好き。
 
 N様、ごちそうさまでした。
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