世界一臭い缶詰!シュールストレミングを食べる。。体験 

2011/02/14
ヴァレンタイン当日にこんな記事upするのもなんですが

怖いもの見たさ・・・ならぬ、臭いもの嗅ぎたさにかられ

先週こんなイベントに参加してきました。


まあ、セムラからスウエーデンつながりということで(笑)

貧しかった北部スウエーデンの生活の知恵が生んだニシンの保存食〜シュールストレミング〜

テレビで「世界一臭い食べ物」としてよく取り上げられるから、名前だけは知っていたけれど、
その実態はよくわかっていませんでした。

ウィキぺディアを見ると、塩漬けにしたニシンを発酵途中まま殺菌せずに缶詰にするため、
缶の中でも発酵が進み、炭酸ガスが発生しているとのこと。

それが日にちをおけばおくほど促進されるわけですから、
缶を開けた瞬間に液体がプシュっと飛び散る〜蓄えたれた発酵の匂いとともに。
おお、デンジョラス!!

夜の日比谷公園で、総勢約20名のうち
このスリル満点な作業に名乗りをあげたのはこちらの女性。

ビニールジャケット
ビニール手袋
水を張ったバケツ
缶を覆うビニール袋
ビニールのテーブルクロス

全てが、中身が飛び散って臭いがこびり付いても後悔しないためのアイテム。


今回はバケツの水の中でまず一穴開けてガスを抜き、
その後、テーブルの上でビニールを被せたシュールストレミング缶の蓋を全開するという計画。

その瞬間をリアルに共有するために
恐る恐る周りに集まり、シャッターを切る参加者たち。


3・2・1・・・OPEN!!!!!!!!


「うぁーーっ、くっさーーーーーーーーーーーーい」
    「臭い」
                  「臭い」
「臭ーーーい」
このままでは塩分と臭いがきつすぎるので、水分を捨て、身を一度水で洗い流しました。

この皮のテカり具合はなんだか生のうなぎ!?
魚市場の片隅で売れ残った魚のような主張のしかた!?

いや、フランスの熟成ウオッシュ(魚shか☆笑)チーズを何倍も濃縮したような、
人間の本能は、こんな状況で発酵と腐敗の区別をどうやって見極めたのか、
何度となく風向きが変わり、猛烈な臭いが襲撃する中で、ボーっと考えてしまった。

さあ、食しましょう!

本式には、薄平たいパンにマッシュポテトやたまねぎなどと一緒に包んで食べるそうですが、
今回はバゲットのガーリックトーストにのっけてカナッペでいただきます。
臭いものには臭いもので蓋をする!


最初の一枚にトライした男性は
「・・・食べられる。不味くない。」
こんなコメントだった気がします。

それにどんどん続き参加者たちがカナッペをほおばります。
しかも手や服に汁がこぼれないように慎重に・・・

もうみんな笑いながら
一生に一度経験できる(する勇気があるか)かどうかの珍味に、
「臭い」、「塩辛い」、「やばい」、「不思議」、「猫すら来ないよー」等。

私は風邪をひいていたのが幸いして(?)、臭いと味覚が鈍り目だったので、
3回もトライしてしまいました。

なんというか、同じく魚介を食べる民族のせいか、懐かしい味もしたのです。
牡蠣や貝類の旨みとか、しょっつるやいしりのような魚醤っぽさとか、
むにゅっと生っぽい魚のテクスチャーなど、
食べたことがないはずなのに、初めてのブツではないような・・・。
ただし口の中がガス室になったようにすごい返り臭〜
(あー、アクアビット酒が飲みたい!洗い流したい!)

かといって、様々なリスクを背負ってまでまた食べたいとも思わないのですが(苦笑)。
流通の便利になった現代では、北スウエーデンでも食べる人は減っているとか。
時代の波にのまれ、格闘する保存食シュールストレミングも戦う相手をなくし
消えていくのでしょうか?

あー、それはそうと帰りの地下鉄、私臭わなかったかな?

貴重な体験ありがとうございました。
by fruitsnoirs | お菓子以外のつぶやき 
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