ブリオッシュタイプのガレットをもうひとつ、アン・グーテのムーナ♪ 

2011/02/03
「ムーナって、あの・・・アンモナイトみたいな形のですよね?」

あっ、本当だ。こうやって撮影したの見たらアンモナイトだぁ(笑)!


かれこれ6、7年ぶりにアン・グーテ・ア・ラ・カンパーニュのガレット・デ・ロワ〜ブリオッシュ版
‘ムーナ’を特別オーダーした。

そのときの店長とのやりとりの一部が冒頭の台詞。

青山ヨックモック時代は毎年作っていたムーナも、
清里ではまだ認識が低いのと、手が足りない理由で欠番となって久しい。

今年はどういうわけか、食べ物愛好家仲間数名から
「ブリオッシュタイプのガレットが食べたいが、どこか知らないか・・・?」
との問い合わせが多く、無理を承知でシェフにまとめて御願いしてみた。
(快く受けてくださって大感謝)

シェフも店長も私も揃って数年ブランクがあるので、
どんなガレットが完成するのか、想像をめぐらせながら待った。
実はPCを買い替えたときデータ移行が全てできなかったのと、
昔懸命にやっていたmyサイトが
ほったらかしている間にかサーヴィス終了になっており、全てが消えてしまい、
そこにupしていたヨックモック時代のムーナ写真も見えなくなってしまったのだ〜(涙)。

しかし、人の記憶力は香り(嗅覚)が一番。
オレンジ・フラワー・ウォーター(eau de fleur d'orange)のかぐわしさ、
そこに集まるミツバチのおかげで完熟した果物のお砂糖漬け
卵、バター、小麦粉、酵母のふっくら焼けたブリオッシュ生地・・・
なんて甘美な香り〜!

宅急便到着後、箱を開けた瞬間、
南仏プロヴァンスの地にやってきた錯覚を起こした。
あのマルセイユ名物ナヴェットやフーガスの、
花の香りを食べる文化にカルチャーショックを受けた日々。

それも慣れてしまえば嗅覚マジック。
タイやベトナム料理におけるパクチー(コリアンダー、香菜)のごとく、
ある日突然、その料理にそれがないと物足りなく感じてしまう不思議。

その料理や菓子が、香りと一体となって記憶されるからかな。
とにかく地中海の花香るムーナに再会できて感激☆
↑写真はあまりきれいでない部分の断面になってしまったけれど(涙)
漬け込みフルーツが適切な大きさにカットされて渦巻きになっています☆

表面のドレンチェリーでさえ、上品で美味しい〜。



南仏の夏の恵みと香りを保存食に加工して王冠に見立てたガレット・ムーナ
(ムーナという名は、アルジェリアのオラン港に因んだイースターのブリオッシュでもありますが、
それが地中海を渡りフランスに伝わったのかな?)

北部は果物の代わりにナッツやバターをふんだんに使い、表面は太陽や葉っぱなどを描いた仕立て。

こうしてみると、どちらのガレットにも新たな年の生命力・豊作への願いが表れているようですね。

あっ、プロヴァンスのデュランス河沿いあたりの地層では、
今でもアンモナイト化石を発見できるのを思い出した!
(あはは、香りとともにムーナに記憶されそう・・・)
by fruitsnoirs | お菓子とつぶやき 
ページトップ ▲