ニューオリンズのキングケーキ その2 

2010/03/26
 キングケーキを食べる会メンバーは7人。

 付属のマルディグラCDをバックミュージックに、別添え陶器のフェーヴを主催者が底に隠して等分にカットしたら、どれをとるかはジャンケンで勝った順番に好きな一切れをとっていきました。


 お皿にのせたケーキに、慎重にフォークをあてて塊を探ります。

 さて、このフェーヴを当てたのは???
 2010年のコレクションはJester (道化師)。

 みごと当てたのは、私の隣に座っていた友人で菓子研究家のMさん。

 神様はなんと相応しい人を選んだのでしょう〜☆実は彼女こそ、私にキングケーキの存在を教えてくれた人なのです。

 おめでとうごさいます♪



 女王様が決まって、さあみんなで食べましょう! と、その直後、予期せぬことが…。


 Mさんに遅れて選んだ一切れの香りや断面、底の状態をチェック…してみたら…




 何、何かへばりついている!?




 これはひょっとして…
 取り出してあお向けにすると、赤ちゃん、つまり幼子イエスをかたどったプラスチックベイビーでした。

 
 ニューオリンズのマルディグラ・キングケーキの歴史を少し読んでみると、このプラスチックベイビーが定着したのは1900年代中頃からで、その前1800年代の裕福なルイジアナのプランテーションオーナーの時代には宝石を隠し、それ以前はコインや豆、ナッツなどを隠していたそうです。

 今でもヨーロッパのような陶器製フェーヴはアメリカでは稀な存在で、マルディグラ(ルイジアナではカーニヴァルシーズンのことをさす)に何千何万と食べられるキングケーキには、このプラスチックベイビーが一般的なのだとか。身長約2cm、両腕を広げて結構な存在感ですが〜、これならひとつ当たればもう十分。。って感じですか。いえいえ、日本では手に入らない貴重なベイビー、当たった私は幸せものです☆(小躍り♪)
 キングケーキには、ガレット・デ・ロワにつきものの王冠はついていません。

 そのかわり、それ以上にマルディグラパーティーに欠かせないグッズが何種類もあります。

 マルディグラ3色ビーズネックレス、コイン、カップ、どうみてもおもちゃなこれらは一体何に使うのかしら?と不思議に思っていたのです。

 ビーズやコインはマルディグラのパレードで山車のうえから投げるのだそう。そんな賑やかなお祭りも動画検索すれば、見ることができます☆


 いただいたキングケーキは、懐かしのシナボンのような香り、でも思ったより甘くなく、ソフトで軽やか♪ 現地に行けば、クリームチーズやピーナツやらチョコレートクリームを挟んだヴァリエーションもたくさんあり、まるで大きなドーナツみたい。フランスやスペインのシンプルなブリオッシュがアメリカに渡り数世紀、その間こうもスタイルが変化したとは!

 私も家で作ってみようかな〜と思いつつ、あの3色をどうするか???(合成色粉を使いたくない私)で悩み、結局イースターを迎えてしまいそうです、とほほ…。


 こんなに盛りあがったパーティーは久しぶり。アメリカからわざわざ抱えてきてくださったマダムM、主催や場所を貸してくださった友人たちに感謝です。来年はベイビーが当たった私持ち…ですか?
by fruitsnoirs | お菓子とつぶやき 
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