ドイツでクグロフ型を貰ってしまった〜! 

2010/02/28
このケーキを焼いたのは底(になる方)の直径23cmのクグロフ型。
カカオ色なのでちょとわかりにくいですが、幾何学模様の凹凸が施され
どことなくクラシカル…。

実はこのクグロフ型、ドイツからやってきました。
*貴重なお土産*と書いたのは、彼女の年季の入ったこのクグロフ型のことでした。

今思えばあのときの私、物欲しそうな顔をしていたのかしら〜。

お道具、特にクグロフ型を見ると興奮してしまう性分っ、
あのときも、キッチンの壁に掛けてあったクグロフ型に視線集中…


「あのぅ、あそこのクグロフ型、見せてくださいませんか?」


この一言で、おかみさんの‘お菓子道具披露会’がはじまったのです!

「これはたいしたものではないのよ。クグロフの型なら他にも持っているわ。」

そういって、道具がずらり入った引き出しから、さらに大きなクグロフ型をとり出しました。
「これは私のおばあちゃんから受け継いだクグロフ型よ。」

持ってみるとひとつめの型よりはるかに重たい!
ちょっと黒っぽく変色しているけれどこの重さはおそらく銅製。
おばあちゃんの時代、お鍋もそうだけれど焼き菓子の型は銅製が主流だったのですね。
その重さに歴史を感じ…しびれました。(お道具好きですから☆)

ケーキ専門店の見つからなさと対照的に(笑)
キッチン道具&雑貨屋さんは通りを行けば簡単に出くわすドイツ・チュービンゲンの町。
そこには季節柄クリスマスクッキーの型やシュトレン型、それにクグロフ型もありました。
技術の進歩によって機能的で便利でおしゃれなのがよい、
…という今ではカラフルなシリコンのクグロフ型が登場しているのですね〜。

でもシリコン型は耐久性の面で弱いから次の世代には譲り渡せなくなってしまうでしょう。
すぐに役立つものはすぐに役立たなくなってしまう(最近の好きな言葉です)
まあ一長一短ですね。

話しがそれました。
おかみさんはおばあちゃんのクグロフ型を出してから何を閃いたのか、
壁に掛けてあった方のクグロフ型(たぶんアルミ)を私に持って帰りなさいとさしだしたのです。

びっくり!!
ただの日本人客の私にどうして???
あのときは、うれしいというより混乱してしまいました。

でもおかみさんの気持ちは心からだったみたいです。
帰りがけ、ナップクーヘン(Napfkuchen)のレシピを添えてくださったのです。
しかもフランス語で、手書きで。(感謝☆)

そのナップクーヘンはココアマーブルのバター生地。
ずぼらな私はまだこのレシピをいただいた型で作っていませんが(汗〜)。

そのかわり、1月には王様のケーキに見たて、
赤いコンフィチュールを巻きこんだブリオッシュを焼いてみました。
ドイツのクグロフ型は壁掛け用の金具つき。角には星型の穴が〜。
凸凹があってバターをむらなく型塗りするのはちょっと面倒だけれど
ふっくら焼きあがったお菓子を取り出したときは、美しい造形に心はずみます。
ああぁ、この型を譲りうけた幸せを実感☆

それにしても23cmは大きい!
普段のレシピ量では型の上まで到達しません〜。

ということで赤ワインケーキもどうもリング型で作ったような出来でして…(笑)。
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