プファルツで食べた赤ワインクーヘン☆ 

2010/02/23
2008年11月
ドイツ・プファルツ地方のワイン街道を訪ねる旅で、
この地にふさわしいお菓子に出会いました。

プファルツ(Pfälz)地方は、フランス東部アルザス地方の北国境を越えたところ。
アルザス同様南北にワイン街道が走っていて、村村の建物もかわいらしい。

ワイナリーの連なる通りを歩いていると、ワインの香りがぷーんと漂ってきたり、
ところどころいちじくの木が植えられています。
えっ、温暖な地に育ついちじくが…!?

ここプファルツはドイツの南欧と呼ばれ、いちじくは特産品のひとつとのこと。
当然ワイン造りも赤白ともに盛ん、そして良質☆☆☆
おいしいものに出会えそう!

期待に胸膨らませ、ワイン街道の真ん中の町ノイシュタットNeustadtを散策することにしました。
宿泊した村もですが、ワイン街道沿いにはワイナリーはあっても、商店はほとんどありません。
買い物はノイシュタットのような町に出てするのでしょう。
町の中心をメインストリートが一本、そして何本かクロスする通りにも商店がちらほら。

歩きはじめるとメインストリートの入り口付近に老舗っぽいケーキ屋さんを見つけました。
うなぎの寝床のようなそのお店には入り口にケーキのショウケース、奥にはカフェがありました。
ドイツのお菓子屋さんには大抵食べるスペースがあるので旅行者にはありがたい。
ここカフェ・シュルクビエール Cafe Schluckebier では、
白ワインクリームを生地に何層か挟み、
チョコレートでコーティングしたヘレントルテ Herentorte をいただきました。
ふくよかなアーモンドの香りと白ワインの滑らかなクリームがマッチして上品なお味。
さすが老舗です☆

今度は脇道をきょろきょろしながら歩きました。
すると…先ほどのシュルクビエールとは対照的にモダンな店構えのConfiserie Michelがありました。
しかもPatisserie,Chocolaterieと屋号も半分フランス語表記!
並んでいるお菓子もクグロフあり、ムース系あり、ショコラはヴァローナと、
フランス(アルザス)色の濃いお店です。
ドイツも今やフランス菓子を無視できなくなっているんだろうなぁ…。
ここに入ってそんな空気を感じました。

そしてケーキのプライスカードを見てドキンっ♪
Rotweinkuchen(ロートヴァインクーヘン)って…赤ワインケーキってこと!?

白ワインのケーキがあるのなら、赤ワインのケーキがあってもおかしくはないはず。
ワインの産地プファルツならではのお菓子に、手を出さずにはいられませんでした。

それがこの大きなリング状に焼かれたショコラのようなケーキ。
カカオの味が濃厚で、正直赤ワインは感じにくかったけれど、これはこれでプロの造り。
ナッツが入っていてどっしりでいてしっとり、ボリューミーな満足感はさすがドイツ。

実は写真下のRotweintorte(ロートヴァイントルテ)のほうが真っ先に目に入り、
興奮してしまったのですが、クーヘンと違って一台売りのみ。。。
泣く泣く諦めました〜。
このお店のスペシャリテだそうでああぁ…。

ちなみにドイツ人解説によるとトルテはクリームなどで手の込んだ造りのケーキで、
クーヘンは家で作るような焼きっぱなしのケーキを指すそう。

そういえば赤ワインクーヘンはフランスでは見たことがありません。
手もとのアルザスレシピ帳にはちゃんと載っていますし(やはり国境地帯!)、
gateau au vin rouge で検索するとレシピはいくつか出てくるのですが…
こういった焼きっぱなしはお家で作るお菓子だからかもしれません。
あとはチーズの豊富な国なのにチーズケーキがないのと同様、
ワインはワインとして楽しむか、もしくはお料理に使うものだからという理由…
これはフランス語の先生の意見でした〜。

ドイツとフランスのレシピ&画像と比較すると、その考え方の違いがなんとな〜く感じ取れます。
(最後は余談で☆)
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