レコールバンタン

ベルギーのチーズ(っぽい)タルト★☆★         マトゥンタートが「アンデルセン」で食べられる! 

2009/03/25
 昨秋の旅で訪ねたベルギー・フランダース地方の都市ゲント(Gent)。中世の美しいギルドハウス建ち並ぶ町散歩中に立ち寄った大肉市場内のレストラン&売店で、噴火口から溶岩が流れ出たようなユニークなパイがカウンターにたくさん並んでいるのを発見。見ただけでは甘いのかしょっぱい系なのか想像のつかない色合いに首をかしげていると、周囲の人がぽつぽつ買っていく…話ではどうやらスイーツらしい。そこで私も右へ習えと、ひとつ食べてみることにした。

 その名はマトゥンタート(Mattentaart)。
 フォークを入れてみると、サックリ…はいかないけれどパイっぽい生地の中からあらわれたのは少し酸味のあるホロホロ&モロモロしたクリーム色のフィリング(断面写真なくてスミマセン)。それが以前から馴染みのあるような懐かしい爽やかさで…あっ、カッテージチーズケーキ??? 少々湿ったようなパイ皮は今ひとつだったけれど、ミルキーなフィリングは後をひく♪ マトゥンタートって、この地方の有名なお菓子なのかしら? 食べ終える頃、もう一度カウンターに目をやると、数ページにわたりMatterntaartのことが書かれた冊子があった。あいにくフラマン語が大半で英語、フランス語の箇条書き少々。でもなんとなく、想像通りミルクを加工して作るMatternがメイン材料なことはわかった。

 その後、宿近くのケーキ屋さんでショーウインドウを注意深く覗くとマトゥンタートはやっぱりあった! (*もうひとつベルギー名物?お米のタルトもよく見かけた)

 あれから4ヶ月…、3月のある日渋谷フードショーのアンデルセンの前を通りかかったときのこと、「大人気・ベルギーのパイ菓子、マトゥンタートが焼きあがりました!」の掛け声に、足がピタッと止まり、振りかえり、その定員さんに聞きなおしてしまった。

 「マトゥンタートってチーズみたいのが中に入っているパイですよね?」

 「そうです。クリームチーズのパイです。」

 この発見後、すぐにトングを握ってしまったことは言うまでもなし。久々のアンデルセン、デンマーク人のレシピによるキャロットケーキも一緒に買っちゃった♪

 こちらのマトゥンタートは、噴火しているもののその様子は日本製らしくお行儀良くつつましやか。フィリングが少ないためミルキーな幸せ感もやや少ないけれど、パイ生地のサクサク感は断然こちらの勝利! なによりこんな地方菓子に日本で再会できたことがうれしい。
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