レコールバンタン

チョコレートケーキをひもとく…イベント報告! 

2008/10/14
 かれこれ2週間以上たってしまったけれど、こちらでも案内したシェフと一緒にチョコレートケーキをひもとく!の報告を…。

 お集まりいただいた方に自己紹介を兼ねつつ、好きなチョコレートケーキやお店についての話しで会ははじまった。

 今回はチョコレートケーキについて歴史を振りかえりながら、現在の味や形、ワインや飲み物とのマリアージュを体感していただくことに…。まずはチョコレートケーキの最長老〜ザッハトルテを試食し、過去から現在を感じるウオーミングアップ!

 ラ・スプランドゥールの藤川シェフに作っていただいたのは3種。

 ひとつ目は昨年のクリスマスケーキ‘マダガスカル’のアントルメ。スパークリングワインで炊いた赤いフルーツのマーマレードを酸味のきいたマダガスカル産マンジャリのムースで覆ったフルーティーなチョコレートケーキには、特別な日に相応しいロゼシャンパーニュを合わせてみた。これ、色合い、風味、格の3つがぴったり、うっとり…♪

 一度カットしたら中のマーマレードが流れ出さぬうちにいただくマダガスカルは、シャンパーニュの泡のはかなさとも似ているなぁ。
 次のデモでは予期せぬ展開にうるうる…。

 打ち合わせではお店の定番ガトー‘プラリネ・ショコラ’をヴェリーヌ仕立てにする、つまりグラスにパーツを盛りつける、とだけ聞いていたのに、ムースを仕込むところからはじまったからさあ大変!

 手際良くきれいにどんどん混ぜて行く姿に、溶けてくるくる混ざっていくショコラにうるうる…映画「ショコラ」の同じようなシーンに興奮イチコロだった自分、主催側がボーっとしてどうする!? と内心言い聞かせていた。
***photo by Mariko***
***photo by Mariko***
***photo by Mariko***
 できたてムース、ビスキュイ、プラリネブリュレ、ノワゼット糖衣がけ、デコールショコラetc…藤川シェフがひとつ完成させると参加者全員前に集合。自分の分を組みたててみることに。

 見た目はもちろん、食べた時を想定しての味の置き方、バランスなど、パーツ組みたてだって単純じゃない。簡単なようでやってみるとムズカシイ〜。でもみなさんの表情は真剣かつ楽しそう。
***photo by Mariko***
 エクアドル産オーガニックチョコレートを使った、力強いカカオ&ナッツ風味には、南仏の酒精強化した甘口ワイン〜ラストー・ヴァン・ドゥ・ナチュレルを合わせた。キレのある甘味とアルコールのコクが舌の上のムースにからみ、別世界へ連れていかれそうに…。

 何より出来たてムースの豊かさったらない。ここでしか味わえないであろう贅沢に感謝。

 最後は焼き物。いわゆる小麦粉の少ないほろほろのガトー・メープルシロップ風味の‘ショコラ・キュイ’と、中国紅茶‘正山小種’(ラプサンスーチョン)で、すっきり&まったり。フランスでは、ショコラは中国茶、特にラプサンスーチョンと合わせるのがわりにポピュラーのようで、ジャン=ポール・エヴァンのバー・ショコラにもオンリストされている。今回のは奥沢の中国茶専門店「迎茶」で知った、ヨーロッパ輸出向けではない、本物の松の木で燻したやさしい燻製香のラプサンスーチョン。繊細な味覚の日本人にも抵抗なく受け入れられる味は、イートインのあるパティスリーでも扱って欲しいお茶だなぁ(ちょっと高いのがネックか?)。ラプサン…と聞いて怖がっていた方も意外だと驚かれていた。

 このショコラ・キュイ、レンジで少々温めると、ショコラがとろんとして、また別の味わいに変身する。少々日持ちもする焼き物と、出し切れば、翌日でも繰り返し飲める中国紅茶。こちらはのんびり度が似ているかも。

 スタイル、バリエーションが無限に広がっていくチョコレートケーキとその愉しみ。果たしてこれから先どんな風に展開するのか!?

 今回もライヴがうるうる〜感激がいっぱいで、しばらく眠れなかった。盛り上げてくれたシェフ、助手のMさん、※写真を提供してくださったMarikoさん、みなさん、ありがとう。またいつか、このような機会を設けて、作り手と食べ手をつなげたいな。
■ お店の紹介 ■
お店の名前 パティスリー ラ・スプランドゥール
住所 東京都大田区南久が原2−1−20
※クリックすると地図が別ウインドウで開きます
電話番号 03−3752−5119
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Commented by fruitsnoirs at 2008年11月17日 02:51
crepusculeさん、こんにちは。無事帰りました。風邪と一緒に…ですがっ(う〜いきなり寒くなったのよ!到着日のパリは4℃でブルブル)。
死者の日、聖人の日でしたっけ? その頃はSDC真っ只中だったので、それが催しでした。その翌週11日はフランスは第一次世界大戦休戦日?のお休みで、アルザスのシャンブル・ドットは混んでいて予約に苦労しました。ところがドイツはお休みじゃないのね。なのでドイツのワイン民宿に1泊しました。なんで線もないような国境越えただけなのに、こうもスタイルが違うのかと感じました。ドイツでは11日は聖マルティン祭で、この日あたりから12月6日の聖ニコラの日まで売り出される(!)ヴェックマンという菓子パンを求めて旅していました。ワイン民宿の宿泊客も巻き込んで(!?)、ヴェックマン話で盛りあがりました。陶器のパイプをくわえているんです。でもガレットのフェーヴのようなコレクターはいなそう…。今回は人型菓子パンに縁があったようです。同じドイツ国内でもそれぞれ地域によって呼び方が変わるのも、いろんないわれがありそうです。ドイツ語はトンチンカンなのがいたいですね。
Commented by crepuscule at 2008年10月30日 12:37
fruitsnoirsさん、今ごろは雲の上でしょうか。ショコラへの情熱を抱えて胸を高鳴らせていることでしょう。南仏とベルギーの友人から、さっきそれぞれ写真を貼付したメールが届きました。今、あちらはConge toussaint(万聖節の休暇)だそうで、南仏の友人は子供たちとパリへ。ベルギーの友人はアルデンヌの森へヴァカンスだそう。fruitsnoirsさんもSDCの他、toussaintの催しに出会うかも・・・。
Commented by fruitsnoirs at 2008年10月28日 11:49
コメントいつもありがとうございます。
帰ったら旅のこと、楽しみにしていますからね。
Commented by crepuscule at 2008年10月27日 22:41
fruitsnoirsさんに慰められて、そうだよ、そうだったんだよと思い直しました。
行き当たりばったりを信条にしてきた自分の旅を、修正すべきなんじゃないかと感じ始めたのは、fruitsnoirsさんの”お菓子な別荘”にお邪魔するようになってからでした。「情報を集めて現地で体験」という方法は魅力的です。自分流に少しアレンジを足すようにできればいいなあ。

 今回は旅の終わり近くに、アペニン山脈を越えてアドリア海を見ながら北上し、Castelfidardoという小さな中世の街まで行きました。ブリオッシュの会に参加したiちゃんのお兄ちゃん、一馬くんが蛇腹楽器の世界コンテストに挑戦する街。彼とパパも現地に入っていたのです。演奏に向けて集中しているはずだから、声だけで声援をとも思ったのに、会って夕食まで一緒にしてしまった。美しい満月の宵でした。
(これは計画的と言えなくもないね)

もうお出かけの準備でたいへんでしょう? レスはけっこうですからね。
私も熱いうちに、crepusuculeに旅のことを書き始めます。いつも首から2台カメラを提げて、なんと2,573枚も撮ったのですよ。
Commented by fruitsnoirs at 2008年10月27日 02:00
crepusculeさま、遅くなってすみません!
行き当たりばったり、いいじゃないですか。私は近頃それが出来ず、ルーティングがなかなか決められず、なんだか行く前に疲れてしまってね。。インターネットは便利だけれど、情報を探すのにやっきになっている自分。何かあるだろう、どこにあるだろう…。情報の渦から必要なものを探す、自分の位置を確認しながら読み取るのにヘロヘロ。あーあ、こんなんなら以前のように、ガイドブックだけで夢を膨らませてあとは現地で何とかする!のが楽なのに〜。なんて、愚痴ばかりいっても仕方ありません。現地に着いてみればやっぱり楽しいし、タイミングずれていたらちょっとガッカリ、でも仕方ない! そんな経験いっぱいあります。ルーション地方ではさくらんぼ祭りの前週末で、そこでは特別なさくらんぼ入りお菓子が出ると聞いて、うううぅ悔しい、でした。

 チョコレート祭り! 日本ではヴァレンタインの時がそれに当たるのでしょうか?? イタリアでは、トリノでもあるそうですよ。ドイツも12月に開催されるらしいし、ストックホルムでも毎年10月、民族博物館で開催されています。デパートじゃなくて、博物館とか宮殿が会場というのが、日本のと意味が違うような気がしてなりません。実際には商売なんでしょうけれどね。

 さて、今回は何かお祭りに遭遇するかな!?
Commented by crepuscule at 2008年10月21日 15:04
 不勉強とは悲しいことです。たったいま「Perugiaチョコレート祭り」を訪れた方(このサイトは私のお気に入りのひとつです)が、詳しい報告をしてくれています。

http://tfortunati.exblog.jp/2391882/#2391882_1

 Assisiに4泊してPerugiaにもまる一日遊びに行きました。その時、ヴァンヌッチ通りと11月4日広場に跨って、大きなクレーンが唸りをあげて何だかやっていました。プリオーリ宮へ何かを搬入していたのです。今思えばチョコレート祭りの設置だったかも!!
お祭り前の騒然とした、でも浮き浮きした空気でがいっぱい漂っていました。チョコレートやさんでは、巡回のおまわりさんたちも二つ三つ、チョコを頬ばって笑い顔でした。

 Perugiaは須賀敦子さんがパリから移って学んだ外国人大学のある街。それに短い期間私のイタリア語の先生だった画家がお勉強をした街。

チョコレート祭りの街でもあったのでした(ガクッ)。
Brasでは明日から「世界チーズ祭り」という日に街を後にしましたっけ。これからは行き当たりばったりもほどほどに、旅の計画するときは現地の情報を仕入れなきゃ。

 
 

Commented by fruitsnoirs at 2008年10月20日 01:22
crepusculeさん、おかえりなさい。
チョコレート充実の旅だったなんてすばらしい! そこはセレクトショップなのですね。興奮している様子が文章から伝わります。ホント、チョコレートは興奮剤です。しかもブリオッシュまで堪能していらっしゃる。人は気にするものが何倍も見えるのかな、今までそうでもなかったのに、やたら目に入ってくる…そんな経験あります。


Commented by crepuscule at 2008年10月19日 00:50
fruitsnoirsさん、今朝帰りました。ウンブリア州であんなにchocolatに出会えるなんて思ってもみませんでした。というか、私が不勉強なだけなのね。
ローマから車で最初に訪ねたOrvietoの街で、偶然、衝撃的な店に入ってしまいました。Caffe Montanucciという名の店。旧市街の真ん中にありました。caffeとはいえ、あのcioccolato(イタリア語ではチョコレートをこう書くのね)の種類の多さには驚かされました。あとでメールに写真を貼付しますね。各地からの厳選したcioccolatoの数々だそうです。fruitsnoirsさんなら間違いなく驚喜乱舞するね、とツレアイと話したものです。スペルト小麦のサラダとブリオッシュの昼食もけっこうなお味です。ウンブリアもトスカーナもマルケも、cioccolato, cioccolata,それにブリオッシュに不自由しませんでした。旅の一番の目的(食うこと・ツレアイはプラスvino)は大満足の旅でしたよ。
Commented by fruitsnoirs at 2008年10月15日 13:36
出来立ての、冷凍をかけないムースがあんなに生き生きしているなんて、再発見でしたわ〜。
Commented by lovechoco at 2008年10月14日 21:18
3品も!それは素敵だわ〜。
ライブで完成をマジかにしちゃあ
チョコレートへの情熱を抑えられませんね。

それにしても、出来立てのムース…想像だけでため息が出ますね。
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