アストルガで唯一カカオ豆から加工しているチョコレート工場!?
2008/10/11
|
(何気に前回のつづきを・・・) 「このチョコレートのメーカー‘CHOCO DULCE CABEZAS’は、現在アストルガで唯一カカオ豆からチョコレートへ加工しているのよ。」 アストルガ式チョコレートカフェの店主が誇らしげに語ったその一言を、私は聞き逃さなかった。何々??? 「ほら、ここ見学もできるのよ。歩いても行けるわよ。」 すぐにチラシに地図を書いてもらって訪ねてみることに…。 一般にはアントニオ・ガウディ設計の司教館が観光スポットのアストルガの町。私の目的はチョコレート博物館&お菓子。だけど同じ目的で訪ねたバルセロナやバスクのような、活気溢れる前衛芸術の地訪問の後では、歩き回ったところであまりに昔っぽすぎてあかぬけず、一泊でも正直退屈に感じていた。だから、やることが見つかってうれしかった。 旧市街を出て国道へ歩いていると、なにやら甘〜い香りが漂ってきた。注意深く周囲を見ると、町で一番お客さんで賑わっていたお菓子屋のマンテカダス工場だった。ここも見学できるかなと扉を叩くが、あっさりNoと断られた。 さらに20分位歩いて、やっとたどり着いた工場は…やっぱりレトロ(^^)。 |
|
|
実はこちらの工場見学はグループのみだったようで、そこを何とかと頼み込んで5分間だけ許可をいただいた。(ああぁ、強引ですみません) 奥に長い工場は大きく左右に分れ、それぞれマンテカダスのような菓子室とチョコレート室になっていた。あいにくその日はマンテカダス製造の日でチョコレート室は真っ暗。カカオ豆をすり潰す直径1.5m強ほどの石のローラー臼もシートをかぶっていた。でも顔を近づけるとカカオ香はプンプン。スイスのネスレ系チョコレート工場で見学したような、巨大最新設備とはかけ離れている原始的さにある意味感動〜。 しかも、チョコレート博物館に展示のあった、金属製のタブレット用モールドがここでは現役とは! (今は温度の影響を直接受けないプラスチック、シリコンが主流) 味もレトロなら道具も作業もレトロ〜。こういうの見ちゃうと味に妙な付加価値がついてしまって、例え素朴でも憎めなくなる。あのジャリジャリ感は、いにしえの道具の個性なのかなぁ…。(今は前回記事の写真奥のタブレットのみあの石臼を使っているとのこと) |
|
|
|
マンテカダスはアストルガに7箇所製造メーカーがあるが、組合が形や作り方に基準を設けて正しいマンテカダスを保護している(I.G.P.)。四角い紙に流して焼くというのも決まり。日本のように○○入り、△△味、なんてアレンジはありえなそう〜。ホテルの朝食にも出たし、街中で色々買って試してみたけれど各社微妙に味が違う。見た目よりはるかにしっとりほろほろ、日本人の口に合う、ほっとするバターカップケーキだ。(マンテキェラ?がバターの意味で、このレオン周辺はバターが特産品らしく、他の名物菓子にもバターがたっぷり使われている。) 下の写真はアストルガの町中でみかけた、とあるチョコレート&マンテカダス屋のショーウインドウ。マンテカダス作り〜箱詰め〜販売が人形で表現されているのがかわいい♪ |
|








ローラーが動いていればさらに感動できたでしょう。スペインは最初にカカオが入ってきただけに、古いやり方も残っているんでしょうね。
石のローラーとか稼働環境を見れるなんてすごい貴重。いいですねー。