お菓子好きな好奇心も、突き詰めていくとアラブ系へ向かってしまうものなのか!? お砂糖、パン、パイ、アーモンド、スパイス、…そもそもこれらはアラブからヨーロッパに伝わったもので、ヨーロッパのお菓子はアラブ文化の影響なしに発展はしなかったんだなぁ…。フランスに一番近いアラブ〜モロッコのお菓子を作って食べてみると、このタイムトリップ感を肌で感じわくわく♪
これは最近モロッコ人に家庭料理を習って体感したこと。料理教室といっても、単にレシピだけでなく、モロッコ一般家庭の習慣や、雑学、知恵など伺えるのが面白い。家の中はいつもピカピカに磨き、お昼に食べるパンを朝仕込み、昼休みは職場から必ず家に帰り、たっぷり食事をし、シャワーを浴びて着替え午後の仕事へ向かうのだそう。(なんてきれい好きな国民!)
今回のレッスンでは、イスラムのラマダン(断食)期間に食べられるお菓子‘シュバキヤ〜shebakiya’を作った。名前の意味はくにゃくにゃ。このお菓子の成形がくにゃくにゃだから。(関西弁の‘しばく’で覚えようとみな笑)
小麦粉、アーモンド粉、白ゴマ粉、卵、砂糖、オイル、バター、イースト、サフラン、ヴィネガーを水で捏ねたものをのばして専用の型で抜く。長方形の内側に四本の切り込みを入れ、それを指でつまんであや取りのように引っ張り広げると‘くにゃくにゃ’な形ができる。これがなかなか簡単なようで最初はうまくいかない。先生がやるとバラの花のようなのに、私がやるとくにゃくにゃにしおれた花だぁ(笑)!
私がモロッコのお菓子に興味を持ったのは、数年前に南仏プロヴァンスのモロッコ菓子屋を訪ねてから。クリームやムースの派手さはないものの、ひとつひとつの形や装飾がアラベスクのごとく繊細で美しく、甘さの中に複雑な香りと味を感じたから。一体あの形はどうやって作るのだろう…。偶像崇拝禁止から生まれた装飾は、タイルや刺繍だけでなく、お菓子にも表現されていた。 |