レコールバンタン

とらやベーカリー 

2008/06/24
 東京都葛飾区東金町3丁目。千代田線とつながっているJRの金町駅から歩いてほんの数分の商店街にある赤い「ぱんの店」。

 ここが噂の「とらやベーカリー」かぁ…。
 何が噂かって…

 あの和菓子の‘とらや’さんが手がけたパン屋とか?
 
…いえいえ、全く関係のないお店だそうで。

 じゃあ、あの映画の‘寅さん’関係者がはじめたとか? 地図で見ると帝釈天にも程近いし。

…いえいえ、単にテナントのビル名がとらやビルだそうで。

 私が気になる噂は、ブリオッシュを豊富に作っているということ。大岡山、奥沢と近場にパン屋が増えたとはいえ、ブリオッシュを作るお店はゼロ。おいおいパン職人さん達、どうしちゃったのよ! バター不足とはいえ、あまりに寂しい。

 それが東京のいわゆる下町に、昨年だか一昨年に出現した‘ぱんの店’では何種類か作っているらしい。思い立ったらすぐに動く! 年とともにフットワークが鈍くなったとはいえ、ブリオッシュのためならとがんばった。

 11時開店だけど1時頃電話を入れたときには、すでに天然酵母のブリオッシュは売りきれていた(残念!)ので、イースト発酵のオレンジ&バニラのブリオッシュを取り置きしていただいた。後は見てから選ぶことにして…。

 3時すぎに到着したときには売りきれ品も多く、予約して正解。それより狭い店内の対面式ケースには、なんと凝ったパンが多いことか! 店の場所、名前、外観からその品揃えのマニアック度とのギャップが、意外性が楽しい。
アーガイル柄のパン袋に入れてくれる。
 オレンジ&バニラのブリオッシュはどんな形かと思いきや、エッジのきいた長方形。すすめていただいたバゲット生地の食パンはこれまたきちんと半月型。たぶんふた付きの型を使ったのだろう。クグロフも冬はやっていたそうで陶器の型が並んでいた。パン屋さんで型を使うのはせいぜい食パンくらいでは。あとは焼く前にパネトンで寝かせるとか。それこそブリオッシュ系をやるから型も凝っているのかな。ああ、でもその型に入れたわけは何だろう…。リッチなオレンジ&バニラのブリオッシュ食べながら、その謎解きにはまっていった。ブリオッシュはやっぱり深いな。
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