毛深いぶどう
2008/06/19
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裸のワインを飲んだ翌日、私は同じ山梨県内でもやや南、塩山から秩父ヘ向かう途中にある牧丘という地区のぶどう畑を訪ねた。ここでワイン用ぶどうを栽培するのは山上直さん。塩山のとあるワイナリーで自社畑の栽培を任されていた山上さんは、ワイン醸造はやらず、2年前に栽培のみで独立を果たした若手ヴィニョロンだ。前職場のときから畑仕事の助手(?)を時々していた私は、念願の畑を借りられたと聞いて、嬉しく、またにわか助手ができるとウキウキ。。。なんてったって、自分が少しでも手がけた苗から生まれるワインの飲める日が待ちどおしい♪ 思うにワイン好きの半数位はそんな夢を持っているのでは。 昨年春にこの畑を手伝ったときは、放ったらかしになった生食用ぶどう棚のお片付けをした。数年前の豪雪で、棚が潰されてしまい、農家の老齢化もあり見放された地であった。一度そうなった畑は野生化し、錆びたワイヤーは所々切れ埋もれ、土中には葛の根がしつこいくらいぐるぐるうねっていた。(葛粉にできないかなぁ? いや、そんな品種ではないそうで…) ワイヤーを撤去し、鍬で葛を取り耕していく。無我夢中で1日を終えたとたん腰が痛くなった。ゼロからのスタート、というのはこういうことなのか…。わはは、収穫とか、おいしい仕上げだけタッチして自分が関わったなんて言うのが恥ずかしくなった。 4月にもうひとつの畑で苗植えを手伝ったときの山上さんは厳しかった〜。垣根作りの場合、ワイヤーに沿って一直線、しかも垂直に植えていくのに、パッと見わからない程度ずれていただけでやり直しの指令が…(汗)。でもその厳しさの意味が、今回二年目の畑を訪ねてみてわかった。とにかく美しいのだ。最初にキチンと仕事をしておけば、後々の作業も楽になる。ワイヤーに垂直なら、枝の誘引もしやすく苗にも無理矢理な負担がかからない、というわけ。 |
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その苗木も山上さん自身が作ったもの。彼は育苗のプロでもある。東京の我が家のテラスにも、彼から買ったシャルドネの苗が今年五年目を迎え、元気に房をつけている。 一方昨年私がワイヤーを撤去した畑には、ぶどうの苗木たちがあどけない行列をなしていた。う〜ん、感動♪ ここで台木としっかりコネクトさせ、翌年の本植えへと進むわけね…。 |
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畑は大半がメルロー。その脇に試験的に日本ではまだ珍しい品種がいくつか植えられていた。良く見ると、それぞれに葉っぱの形が違ったり、成長度合いに差が出ていたり…。 あっ、私の好きなスペインの高級白品種アルバリーニョ発見♪ はしゃぐ私に山上さんのひとこと。 「アルバリーニョは、葉っぱの表面の毛が長いでしょ。」 わっ、本当だ。めちゃくちゃ毛深い! 揉み上げの長〜いスペイン人を連想し、一人でバカ受けしていると… 「長い毛のおかげでベト病がつきにくいんだ。」 ベト病とは、湿気の多いときに葉っぱに発症するカビ病の一種。そうか、アルバリーニョはスペインといっても雨の多い北西部〜ガリシア地方固有のぶどう。だから、湿気に強い体になっていったのかも。魚介類とともに飲むと格別なアルバリーニョ、成長が遅いのが気がかりだけど、その長い毛で病気を寄せつけず、日本のこの地にうまく根付くといいなぁ。 この畑に降った雨がワインになる日を夢見よう。山上さん、またご指導をよろしく! |









桑の実! に反応してしまいました。ジャムを作っている方が口を揃えて、実のトゲ?をとるのに一苦労するとおっしゃいます。私はボトボト落ちている姿かすでにジャムやコンポートになった姿しか見たことがないので、いつか摘んでみたいなぁと思っておりました。今やあまり好んで植える農家はいないそうで、苗も見当たりません〜。
あの辺りの葡萄畑ですか・・・。友達の地所も葡萄畑に囲まれています。(棚を作って蔓を這わせる畑。)
先週、毎年恒例の「桑の実摘み」のお誘いを頂いたのですが、風雨が強くなるという天気予報で中止。当日は予報通り朝から晩まで梅雨でした。次に実りを迎えるのはブルーベリー。今年はたくさん実ったそうで今から楽しみ!
bieiさん、最近読んでとても印象深い本があります。北海道の方が書いた本です。「武市の夢の庭」。山梨のその友人から、土いじりの好きな姉と妹を経由して私まで来ました。bieiさんのお庭作りも北国の暮らしも楽しそうですね。
へぇ〜っ、同じ質問と同じ答えだったんですね。オルチャ渓谷のページ見ました。時間帯がいつもあわない、もしくは見逃す番組です。盆栽のような見事な風景ですね!!
私なんぞ、数ヶ月にちょろっとだけしかお手伝い行ってないんですよ。あのあたり、古民家がぼちぼちあっていい田舎です。そういえば、crepusculeさんの知り合いもあのあたりにいらっしゃったのは?
前にNHKの番組でオルチャ渓谷の葡萄畑作りの様子を見ました。
山上さんと同じく、水平も垂直もしっかり計測しながら、葡萄苗を支える支柱を建てていました。「何でそこまで正確に測るの?」という質問に、
「第一、美しいだろう。それに葡萄の苗の生育にとって、これは大切なことなんだよ」という言葉。山上さんのおっしゃる通りでした!
以前モンタルチーノへ行ったときに、あの辺りの景色に感動しました。あれは自然遺産ではなくて「文化遺産」。
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cardr085.html
もともとは石灰岩と泥の荒野だっところ。人間の手で、あんなに豊かな土地を作り上げたことを知って、なおのこと感動しました。
山上さんの畑作り、fruitsnoirsさんのお手伝いが実を結ぶといいですねえ。
bieiさん、こんにちは。
そうなんです。早くも2年目のメルローがいくらか収穫できそうな位、蕾房がついておりました。アルバリーニョは一年目なのでまだでしたけど、メルロは早くも来年にはワインになっているかも。
今日はオーストリアワインをいろいろ飲みました。北海道でもツヴァイゲルトやっていますけれど、あれはオーストリーから苗を持ってきたんですってね。
まああ。
山上さん、頑張っていらっしゃいますね!
アルバリーニョ。なんだか楽しみですね。
毛深い方が、ベト病に強いなんて、思ってもみませんでした。
なるほど・・・
fruitsnoirsさんも日焼けの似合うショコラーになっていることでしょうね。
頑張ってくださいね!