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堀江シェフのスペシャリテ
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ヨーロッパ時代

「私にとって初めての海外旅行だったんですが、大韓航空機で金浦空港経由でパリのシャルル・ド・ゴール空港まで行き、着いたのが夜9時とか遅い時間だったと思います。外人がたくさんいて、おどおどしながらホテルに行きました。お腹が減っていたんですが、フランスの地に行って初めての食事は、マクドナルドのビッグマックでした(笑)。

そのあとすぐ私の働くことになっていたルクセンブルクのオーバーワイスというお店に行き、言葉も分からない中面倒を見ていただきながら、7ヶ月くらいそのお店にいました。そのあとバランスのダニエルジロー、更にゲント(ベルギー)のダムという店で1年お世話になりました。ゲントの街でははあまり日本人に会うこともなく一人でいたんですが、その辺でかなり精神的には強くなれたかなと思います。ベルギー人というのは非常にまじめで、よく働くんですが、ダムのパトロンのピットさんという方も、いかに少ない人数で効率よく作るかということをいつも考えている方で、そういったことも含めてダムでの1年間はかなり勉強になりました」

「ベルギー時代に、以前から交流があったバローナ(※)のデモンストレーターをやっているフレデリック・ボウというフランスの方から、『エコール(※)・バローナで助手を探しているんだけど、シンよかったら来ない?』と言う話をいただき、二つ返事でお世話になることにしました。そこで研修している間、彼からチョコレートのノウハウをいろいろ教えていただきました。彼のお菓子に対する考え方というのは、科学的でありながらすごく動物的と言いますか、感性で物事を作っていく人だったので、物作りという面ですごく勉強になりましたね。今でもその時に教えてもらったことというのが僕の職業のベースになっている部分が大きいです」

「言葉の苦労はかなりありました。日本にいた時に少しは勉強したんですが、着いた時にはやはり全然分からない状態で、最初のお店では、周りの方たちも苦労したと思います。やはり言葉を話せないとコミュニケーションが取れないですし、特にバローナというのはいろいろと科学的に話をする場所なので、チョコレートについての科学的な言葉も一生懸命覚えました」

「もう少しヨーロッパにいたかったんですが、お金の方もだいぶ底をついてきたので、最後コンクールでもやって帰ろうかな、ということで、コンクールにチャレンジすることにしました。そのコンクールは“シャルル・プルースト”という、ピエスとアントルメ、二つを出して競い合うコンクールなんですが、そのままただ参加しても結果は見えているので、コンクールのための知識を得ようと、当時MOF(※)を取って注目されていた、オリビエ・バジャールという方のお店で1ヶ月ほど研修させていただきました。彼は見た目は童顔で背も小さく、やさしい方なんですか、いったん職場に入ると、すごく仕事に対して厳しい人で、『コンクールというのはこういうものだ』『色づかいというのは・・・』『味の面の審査は・・・』といったことをいろいろ教えていただきました。

シャルル・プルーストではそれをベースにバローナで勉強したことを表現しました。その時のテーマは映画が誕生して100年経った年だったので、“映画の100回目の誕生日”というもので、私が作ったのは、映画というのは第七芸術と呼ばれているので、“神様からの七番目のプレゼント”という題名で、映写機の形ををちょっとデフォルメして、その下にアントルメを置いたという感じで作りました。結果は運良くグランプリという結果が取れまして、自分でもその瞬間ちょっとビックリしてしまったんですけど、すごくいい思い出ですね、今でも」

※バローナ フランスのチョコレートメーカー
※エコールは学校の意
※MOF(Meilleur Ouvrier de France) フランス国家最高技術者

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