エルセイボのケーキ 

2011/03/24
 震災後は、気持ちの面でなかなかケーキを食べることができなかったけれど、子供も仕事も持たない私には家に閉じこもっていることが辛い。久しぶりにいつものケーキ屋さんに会いたくなって、三鷹のマ・プリエールを訪ねた。

 着いて店に入ってうれしくなった。
 そこにはいつもと変わらないケーキ屋さんの光景があったから。

 たくさんのお客さんが、おやつのシュークリームや、ロールケーキや、チョコレートケーキを買っていく。誕生日ケーキの予約をしていく。このあたたかい雰囲気が好き。

 材料の調達は苦労されているけれど、猿舘シェフの意気込みに弱さはなかった。職人さんは、経営者は可能な限り、いつも通りやらなきゃならないのだものね。

 ショーウインドウに「シェフの気まぐれケーキ」を発見!
 得意のチョコレートものだ。聞けば・・・私達のイベントをきっかけに(といっていいのか?)取り組んでいたボリビア産カカオのファイン・チョコレート「エルセイボ」のためのチョコレートケーキの‘ほぼ完成形’だって!

 赤いフルーツの酸味と力強い大地の香りといった、エルセイボのキャラクターを際立たせる役者〜グリオットチェリーのムスリーヌや米粉のビスキュイ、ピーナツチャンクなどを使い、いつも通り一体感のあるケーキが身にしみる。お菓子を食べている間は、ほんのひとときでも、いやなことなど考えずにいられる・・・こうしていられることが幸せなんだって感じる。人それぞれだけれど、お菓子とそれを作る支える人々と、お菓子や食べ物を介して生まれる会話、一体感にいつも元気をもらう。ほんとうにありがとう。

 このケーキはあともう少し改良を加えたら「エルセイボ」という名前で販売されるそう。ぜひ完成品にも会ってみたい。
by fruitsnoirs | お菓子とつぶやき 
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