クリスチャン・コンスタン(ショコラティエ)銀座上陸♪ 

2008/08/20
 銀座4丁目のラデュレの次に向かったのは、お隣3丁目の、プランタン裏からワンブロック手前の通りに面したショコラティエ・クリスチャン・コンスタン。

 オープン前から何かと話題になったラデュレとは対照的に、同じ時期、静かに銀座(日本)上陸を果たしたパリの大御所ショコラティエ・クリスチャン・コンスタン。彼の名前は、ショコラ好きの間では知らない人はいないのに、日本での知名度はおそらくいま一つ…。デザイナーのソニア・リキエル太鼓判のショコラなのに、メディアにはあまり興味ないのだろうか。ショコラティエ激戦区のパリ6区、アサス通りの本店をはじめて訪ねたときも、あまりの店構えのそっけなさに、これがパリのセレブ御用達のショコラティエ?と軽いショックを受けたものだ。

 そんな謎に包まれた!?クリスチャン・コンスタン銀座店は、うなぎの寝床のような、間口はぎゅっと狭く、奥に長〜い、いかにも銀座の個人店らしい店構え。こちらのオーナーはコンスタン氏と長年付き合い、信頼を築き上げた方のよう。だからこんな風に、しかも一番暑い季節に、ひっそりとオープンさせたのかも。

 ボンボンショコラのショーケースの壁には、大きな世界地図が貼られ、本物の唐辛子(たかのつめ?)でカカオ産地がマーキングしてある。日本にショコラティエは多くあれど、地図のディスプレーなんて初めて見た。これ、コンスタン氏自身が来日中に仕掛けたのだそう。それに加え、入り口付近には、カカオ農園で働くヴェネズエラ人のお祭り写真や、その衣装をイメージして、羽の頭飾りの即興作が置かれている。うーん、濃い! 実際カカオ豆を原産地に仕入れに行くというコンスタン氏。そういったつながりがあるフランスのショコラティエと日本との、見方の違いが、店作りの違いに反映されているのかな〜。

 もうひとつ感動したのが、十種類以上あるタブレット(板チョコ)に添えられた、コンスタン氏自身による、詩のようなコメントつきメニュー。

 「すばらしいショコラには芸術家の傑作のように、彫像のように、そして版画のようにシリアルナンバーをつけてしかるべき。…(後略)」〜ソニア・リキエル パリ 1988年〜
 (クリスチャン・コンスタンの栞から抜粋)

 お店の一番奥の壁には、若かりし頃のソニア・リキエルとコンスタン氏のツーショット写真がさりげなく飾られている。

 ラデュレとはまた違った、心を揺さぶられる空間。ユーモアに満ちたコンスタン氏の世界。それはショコラ好きだけの感覚かのか…? 派手さのない、突き出た個性のない、中庸な美味しさを追求するクリスチャン・コンスタン氏のショコラは、今後どんな風に日本人のハートをとらえていくのか、今までの舶来品とは違う展開の仕方に目が離せない。
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Commented by fruitsnoirs at 2008年08月22日 22:57
bieiさん、東京はちょっと期間があくだけでお店がチェンジしていたりでびっくりしますよ。今日はちょっと前まで住んでいた都立大駅周辺を歩きましたが、ケーキらしいケーキ屋はほとんどなかったのに、今や激戦区です。自由が丘から範囲が広がった感じです。

それにしても、クリスチャン・コンスタンはルルーさんとは対照的なやり方!?
Commented by biei at 2008年08月21日 23:05
そうなんですよね・・・東京から眼が離せません。が、東京に行くのは怖い〜〜。
すっかりどさん子になってしまいました。
冬になったら一度、行かなくちゃいけませんね・・・。

素敵なお店の様ですね。ものすご〜く、想像を膨らませていますよ〜。
昔、読んだ物語に出てきそうな店です・・・
早く、行きたいなー。
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