レコールバンタン

アデムク亭 

2008/06/21
 ストライプのテントにアルミサッシの引き戸が、なんとなく昭和のにおい。

 そこに和風カントリーの壁。
 ガラガラ…中に入るとそこにはシックな焼き色のパンが並んでいた!
 山梨県南巨摩郡増穂町…甲府と静岡を結ぶ街道の風情ある町。そこに以前は○○商店であったろう建物を改装し、新たな息を吹き込んだパン屋「アデムク亭」。なんと、リフォームはワイン仲間がはじめた明野のカフェ「くじらぐも」と同じ設計施工者だった。うーん、この雰囲気くすぐられるなぁ。

 古いものって一度ゼロにしちゃうと、もう同じにできないけれど、ちょっと手を加えると新しいものにはない‘美しさ’‘味’が生まれるから不思議。建築に何年もかかっるうちに異なる様式が継ぎ足されたヨーロッパの教会も、何度も継ぎ足すうなぎのタレや、天然酵母のパンもそんな感じ。

 こちらアデムク亭のパンも自家製の天然酵母で発酵させたパンだそう。それもりんごや人参などから起こした楽健寺酵母。山梨県にはこの酵母を使うパン屋が多い。元を辿れば修行先が同じだからだと思うけれど…。東京ではあまり知られていないので、なおさら楽健寺だらけに感じる。
 我が家の洋のテイストかごにのせると、わははっ、合わない〜っ。

 京都お寺で生まれ(←確か)、山梨で広がった楽健寺酵母のパンは、ほんのり甘くやさしい口当たりが和風な味。でもこちらのパンはもうちょっとドライでしっかりなイメージ。私の楽健寺酵母のパンに対するイメージが少し変わった。酵母にも新たな息吹が加わり一層魅力を増したかな!?
 店名は「志」を意味する言葉を、近所の僧侶と一緒に考えたそう。「アデムク亭」〜なんとな〜く心に刻まれるパン屋さんだ。
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